2011 Fiscal Year Annual Research Report
新人看護師の看護専門職業人としてのキャリア発達を促す教育支援プログラムの開発
Project/Area Number |
21592727
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Research Institution | Seirei Christopher University |
Principal Investigator |
坂田 五月 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 准教授 (90288407)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青山 ヒフミ 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (80295740)
勝山 貴美子 横浜市立大学, 医学部, 教授 (10324419)
山崎 律子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 臨床准教授 (20573794)
清原 恵美 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 臨床准教授 (40573796)
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Keywords | 新人看護師 / 看護専門職業人 / キャリア発達 / 教育支援プログラム |
Research Abstract |
1.2009年版及び2010年版教育支援プログラムの効果の検証 1)2009年版教育支援プログラム:2009年から2011年12月までの3年間の追跡調査 対象者:3年間追跡できた介入群20名(29.4%)、比較群31名(68.9%)のデータを分析対象とした。分析方法:固定因子に群、変量因子に調査時期を投入して-変量の分散分析を行った。結果:【職業人としての自尊感情】と【社会的活動障害】で介入群と比較群の経時的変化に交互作用を認めた。考察:分析対象としたデータ数がプログラム参加者の1/2以下と少なく、追跡調査の分析結果から2009年版教育支援プログラムの介入による効果を明らかにすることは困難と考えた。しかし複数の参加者が自由記述に「振り返りができた」「同期に励まされた」等の感想を記しており、プログラムに対する肯定的評価と考えた。 2)2010年版教育支援プログラム:2010~2011年12月までの2年間の追跡調査 対象者:2010年版教育支援プログラム参加者のA病院2年目看護師68名のうち2年間追跡できた25名(36.8%)を分析対象とした。分析方法:変量因子に調査時期を投入して-変量の分散分析を行い、介入前後の比較を行った。結果:【自責内省対処行動】が介入後3ヵ月で有意に低下した。考察:「一人ひとりの思いを聴くことができた」等が自由記述に記されており、仕事の問題を解決する上でプログラムが影響していたと考えた。 2.2011年版教育支援プログラムの検証 地方都市の大規模病院(新卒67名)で「2011年版教育支援プログラム」を実施した。所要時間60分/回、5・6・9・11月(勤務時間内必須研修4回)、1月(勤務時間外任意研修1回)の計5回企画・実施した。任意研修の参加者は9名であり参加率7.4%であった。就職後10ヵ月の時期の新人看護師に「書く」「語る」「聴く」というニーズのあることが確認された。この結果から2012年度版教育支援プログラムも同時期に研修を開催することを計画した。
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Research Products
(2 results)