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2011 Fiscal Year Annual Research Report

新カリキュラムのフィジカルアセスメント導入における教育者の質確保のための環境整備

Research Project

Project/Area Number 21592730
Research InstitutionAichi Medical University

Principal Investigator

中野 隆  愛知医科大学, 医学部, 教授 (30148332)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤井 徹也  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (50275153)
酒井 一由  藤田保健衛生大学, 医療科学部, 准教授 (90215583)
原 好恵  椙山女学園大学, 看護学部, 助教 (20441397)
春田 佳代  愛知医科大学, 看護学部, 准教授 (60329828)
西 由紀  愛知医科大学, 医学部, 講師 (80367755)
Keywordsフィジカルアセスメント / 看護教育 / 解剖セミナー / 質問紙調査
Research Abstract

平成23年度は、昨年8月に実施した解剖セミナーの教育現場での反映状況を把握するために、質問紙調査を行った。その結果、80%以上が役立った項目は、胸部の観察(88%)、腹部の聴診(82%)、心尖部の位置(80%)、上腕から足背の動脈(80%)、胸部打診(80%)、呼吸音聴診(80%)であった。80%以上の項目は、解剖教材により視覚的に確認しやすい項目である。視覚的に捉えることにより、印象強く記憶としても残りやすいため、解剖学的理解が深められたと考えられる。このことが、学生にも自信を持って教育することにつながったのではないかと考えられる。
反対に、役立たなかった項目は、爪の観察14%であった。解剖教材は皮膚や爪の色は変化しているため、色による観察が必要な部位では、学習効果が得られない。解剖教材では、臓器の位置や立体的な理解を深めることはできるが、正常と異常の理解を深めることにはなりにくいと考えられる。
解剖セミナーの内容がフィジカルアセスメントの教育に「全部大変役立った」と「一部大変役立った」を合わせると96%であった。このことは、解剖セミナーはフィジカルアセスメントの教育に役立つ内容であるといえる。また自由記載に、「教授する上での自信につながった」とあり、実際に見て感じた状況を自分の言葉で学生に伝えることができるため、「具体的に教授できる」ことに繋がっていると考える。
他に教授方法においても、「立体的にイメージできる教育の重要性を学んだ」「解剖学を踏まえた看護教育の重要性を学んだ」とあり、今後の教授方法に影響を与える効果があったと考えられる。
フィジカルアセスメントの教育において、膨大な内容をいかに限られた時間内で効果的に教授するかということは、担当する教員は共通の悩みであるが、今回のセミナーを通して、「フィジカルアセスメント教育に必要な内容を絞り込むことができた」など教育内容の精選にも役立っていたことがわかった。

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Published: 2013-06-26  

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