2009 Fiscal Year Annual Research Report
2型糖尿病患者の患者特性別の自己管理行動支援プログラムソフトの開発
Project/Area Number |
21592751
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
多留 ちえみ Kobe University, 保健学研究科, 保健学研究員 (90514050)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮脇 郁子 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (80209957)
田村 由美 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (90284364)
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Keywords | 2型糖尿病患者 / 自己管理行動支援 / プログラムソフト / 介入研究 / RCT |
Research Abstract |
初年度は、看護実践における療養行動支援の効果的な普及と定着を目指し、2型糖尿病患者の患者特性を考慮した自己管理行動支援プログラムソフト(案)作成した。この自己管理行動支援プログラムは、筆者らがこれまで明らかにした2型糖尿病患者の患者特性をベータベースとし、臨床で活用可能なプログラムソフトの開発のために、システム委託を行い完成させた。このソフトは、2型糖尿病患者の患者特性(性別、BMI、HbA1c、腹囲、一日の歩数および、食事自己管理行動や身体活動等の情報)を入力することにより、その患者の性別、BMI、HbA1c、腹囲、一日の歩数といった患者の特性による自己管理行動の特徴から、個々の患者の特性に応じて、現在行っている自己管理行動を評価し、その患者にあった推奨すべき行動および修正すべきが出力され、それを患者指導に活用できるものである。さらに、看護師の療養支援のための指導指針も印刷でき、患者の特性別の対応方法や食事療法の負担感の強い患者への対応方法も提示している。現在、作成した支援プログラムソフト(案)を用いた、臨床での介入支援を行い、そのプログラムソフト(案)の有効性の検討を行うために、現在、糖尿病専門外来を持つ複数の病院の医師および看護師との連絡調整を行っている。 次年度は、今年度作成したプログラムソフト(案)を用いた支援を病院の看護師と共に実施するために保健学倫理委員会での承認を得て、研究目標1)自己管理行動支援プログラムソフト(案)を用いた、臨床における介入支援による有効性の検討を行っていく予定である。さらに、2)上記のプログラムソフト(案)を用いた看護実践業務における利便性と効率性の検討、3)上記のプログラムソフト(案)を用いた療養介入支援における看護実践の質の変化の検討を同時に実施したいと考えている。
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Research Products
(3 results)