2009 Fiscal Year Annual Research Report
長期医療管理を要する子どもに対する家族の感情コーチングへの看護援助
Project/Area Number |
21592795
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
渡邉 タミ子 Niigata University, 医歯学系, 教授 (30201205)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村松 芳幸 新潟大学, 医歯学系, 教授 (80272839)
住吉 智子 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (50293238)
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Keywords | 慢性疾患 / 家族 / 疾療管理 / 感情ワーク / コーチング / QOL / 子ども / 対処行動 |
Research Abstract |
平成21年度の研究目標は、まず「コーチング」に関する概念分析を明らかにすることである。医中央雑誌をもとに、過去10分の先行研究(原著36件)を析し、そのうち患者の健康教育関連が30%、看護師の現任教育関連が60%で、小児看護関連が極少数のしかなった。そのため、家族援助に関わる「コーチング」の概念分析は、継続的に検討を重ねて、かつ療育に関わる感情コーチングに関する講習を受けて信頼性の確保を図っている。 そして、第2の研究目標として長期医学管理を要する子どもに対する家族の感情コーチングに関する検討を深めることをねらいとして、育児や看護に関わる家族のメンタルヘルスに対する対処行動や子どもの医療管理に対する親の感情コーチングについての事例や著書の記述内容などを参考に、研究計画の修正を図った。そして、関連する医療機関に研究協力の要請手続きや研究の倫理的配慮に関する検討を行い、9月に新潟大学医学研究倫理審査委会に申請し、その委員会の承認を得て、10月から研究参加者への応募を開始した。研究参加者を29名程度として、半構成的面接法の手法を用いてM-GTAで、データに密着させて、質的な分析を行いながらデータの精度を上げて飽和化に向けて、かつデータ収集を併せて行いたがら検討を重ねて行っている。その間、データ集方法と分析方法について質的研究に関する専門家(西條剛央氏)より、的指導を受けて、研究活動を推進させている。その研究成果を、平成23年度日本小児看護学会へ発表する予定である。
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Research Products
(2 results)