2010 Fiscal Year Annual Research Report
長期医療管理を要する子どもに対する家族の感情コーチングへの看護援助
Project/Area Number |
21592795
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
渡邉 タミ子 新潟大学, 医歯学系, 教授 (30201205)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村松 芳幸 新潟大学, 医歯学系, 教授 (80272839)
住吉 智子 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (50293238)
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Keywords | 慢性疾患 / 家族 / 医療管理 / 感情ワーク / コーチング / QOL / 子ども / 対処行動 |
Research Abstract |
平成22年度の研究目標は、調査対象者(親)の感情コーチィングに関するデータ収集を行い、そのデータからコーチング関する意味内容を共通性・相違性の観点から分析する予定であった。しかし、20名の調査対象者を目標に研究参加の応募をおこなったが、予定より募集期間数ヶ月を延長して、ようやく10名の協力を得てデータ収集を終えた。 その後、12月に入ってから録音データのテープ起こしを業者に依頼した。その逐語録に起こしたデータの解析が12月下旬からとなり、大幅に予定していた研究計画よりも遂行が遅れた。1月以後にデータ分析を本格化させ、その精度を上げるため、西條剛央先生による「質的分析法」におついて、専門家のアドバイスを受けながら、共同研究者と共に分析結果の事実性・飽和化に向けて分析精度を上げているところである。従って、研究目標2であった学術雑誌への論文投稿は達成できなかったが、昨年度に学会発表したデータを研究報告としてまとめ、新潟大学医学部保健学科紀要に投稿し、受理された。 そして研究目標3は、親の感情コーチングのための援助モデル開発のための質問票作成であったが、目標1と目標2の未達成に関連して、その目標は滞っている。そこで、医療管理を要する子どもに対する親への感情コーチングのための援助に向けて、平成23年2月に研修を受けて援助モデルの構築のための一助にすべ、準備を重ねているところである。
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Research Products
(3 results)