2011 Fiscal Year Annual Research Report
長期療養管理を要する子どもに対する家族の感情コーチングへの看護援助
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21592795
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
渡邉 タミ子 新潟大学, 医歯学系, 教授 (30201205)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村松 芳幸 新潟大学, 医歯学系, 教授 (80272839)
住吉 智子 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (50293238)
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Keywords | 慢性疾患 / 医療管理 / 家族 / 感情コーチング / 看護援助 / 子ども / QOL |
Research Abstract |
平成23年度の研究目標を3つ掲げた。 1.目標1は、調査対象者(10名)である親(養育者)の感情コーチィングの意味内容に関する結果の事実性・飽和性等を再検討し、その妥当性を図るために、質的な内容分析を繰り返し、見直しを行った。しかし、やや分析テーマや分析者から焦点がずれていることに気づき、さらにデータ内容の精度に弱点があることが分かり、データ収集によって部分的な補強を行った(4月~8月)。 さらに、質的に解析した結果を「質的分析法」の専門家からアドバイスを受けながら、共同研究者と共に分析結果の事実性・飽和化に向けて分析精度を上げ、一定の成果を得た(9月~12月)。 2.研究目標2は、第32回日本看護科学学会学術集会への一般演題として研究成果を発表するために結果を資料化し、それを基に抄録作成等の手続きに向けて準備を行った(1月~3月)。従って、学術雑誌への投稿まで至らず、研究の目標達成には至らず遅れた。 3.最後に研究目標3は、上記目標1、目標2の遅れから親(養育者)の感情コーチィングのための測定用具の開発、そして援助モデル構築に向けた目標達成は滞っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
面接手法に基づいて収集したデータ内容の精度がやや乏しく、データ収集の取り直し等により、分析結果の精度の確保や飽和化に向けて、かなり予定外の時間・期間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、上記目標1、目標2で得た研究成果や関連する文献分析等を基に、予備調査のための質問票を作成し、関連機関に協力依頼し、倫理審査で承認を得て、研究成果の実質化を図る予定である。
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