2012 Fiscal Year Annual Research Report
若年性乳がん女性における患者-性役割間の葛藤構造を基盤とした治療継続支援の開発
Project/Area Number |
21592796
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
内山 美枝子 新潟大学, 医歯学系, 助教 (10444184)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐山 光子 新潟大学, 医歯学系, 教授 (50149184)
定方 美恵子 新潟大学, 医歯学系, 教授 (00179532)
石田 真由美 新潟大学, 医歯学系, 助教 (40361894)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ウィメンズヘルス / 若年性乳がん / 性役割 |
Research Abstract |
本研究の目的は,若年性乳がん女性ががんとともに生きる患者役割と女性として抱えている性役割に注目し,その問題構造を明らかにし,若年性乳がん女性の生活と治療継続をつなぐケアプログラムの構築化をはかることである.今年度は調査結果を踏まえ,がん治療とともに今までの生活が可能な支援体制の調整と具体的な支援の検討を行った. 若年性乳がん女性である「当事者」の問題構造では,社会的に獲得してきた性役割を維持するという〈外的役割の存続〉を行いつつ,性役割に関わる〈周囲の問題を優先〉していた.その反面,性役割を遂行することが〈病の在る自身への自信〉になっており,〈回復への希望〉や〈生きていく気力〉になっていた.これらから性役割が維持できる治療環境と支援の必要性が示唆された. がん専門看護師,乳がん看護認定看護師である「支援者」の認識構造として,支援の対象が若年者である観点から,乳がんの治療過程と生活像を合わせて支援をしていた.しかし,それら生活上の情報は〈入手しにくい情報〉と捉えていた.そのため,当事者には意図的に〈聞かない対応〉という「対象との関係形成の準備」から始めており,「若年者の介入計略」を行いながら支援方法を模索していた. これら双方が抱えている状況は,双方で認識することで,支援検討の基盤と示唆された.双方が認識し合う具体的な方策として,若年性乳がん患者向けにはリーフレットを作成する.支援者向けには,本研究に関わるホームページ及び研究会での公表と研修会の開催を行っていく.本研究では,若年性乳がん女性の治療継続支援の主要な問題構造について検証し,支援システムの基盤を検討することができた.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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