2012 Fiscal Year Annual Research Report
摂食・嚥下機能低下がみられた脳血管疾患患者への介護予防のための前向き介入研究
Project/Area Number |
21592878
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
馬場 みちえ 福岡大学, 医学部, 准教授 (60320248)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
兼岡 秀俊 福岡大学, 医学部, 教授 (20161169)
梅本 丈二 福岡大学, 医学部, 講師 (30320287)
畝 博 福岡大学, 医学部, 教授 (40122676)
喜久田 利弘 福岡大学, 医学部, 教授 (50153044)
新小田 春美 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70187558)
坪井 義夫 福岡大学, 医学部, 教授 (90291822)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 脳卒中 / 嚥下機能 / せん妄 / Actigraph / 最大エントロピー法 |
Research Abstract |
平成24年度は、脳卒中後に重度の摂食嚥下障害を呈した患者の摂食・嚥下リハビリテーションプログラムを症例報告した。また、2010年8月~2011年9月までに入院した30人の脳卒中患者をリクルートし、嚥下機能と脳卒中後初期のせん妄状態についてActigraphで生活活動量測定し、回復過程の観察を行った。嚥下機能低下と生活活動量に関連を見いだせなかったが、脳卒中後初期のせん妄状態と睡眠および睡眠/覚醒リズムに関連がみられた。対象患者30人のうち、50歳以上でカルテや看護記録から重度意識障害がないせん妄状態有6人のうち、発症翌日からデータがとれた4例と、せん妄状態無23例を比較検討した。脳卒中の状態は、せん妄有では、発症時平均NIHSS7.25から退院時3.0、退院時BarcelIndexは71.25であった。せん妄無では、発症時平均NIHSS2.0から退院時1.0、退院時BarcelIndexは97.3であった。Actigraphによる睡眠時活動量であるが、発症後3日間の平均睡眠時間は、716.2分、睡眠時体動指数は51.8%であり、発症後4日以上退院までのそれは554.7分、44.5%であった。一方せん妄無では、発症後3日間の平均睡眠時間は、597.5分、睡眠時体動指数は45.8%であり、発症後4日以上退院までのそれは595.0分、42.9%であった。せん妄有は発症3日以内に過睡眠と睡眠時体動がみられた。次に睡眠/覚醒サーカディアンリズムをスペクトル解析の最大エントロピー法によって解析した。せん妄有の発症後3日間の睡眠/覚醒周期は、16.8時間であり、4日以上は23.4時間であった。せん妄無の発症後3日間の睡眠/覚醒周期は、22.4時間であり、4日以上は23.5時間であった。脳卒中急性期の発症直後のせん妄状態は、睡眠状態や睡眠/覚醒リズムに関連がみられていた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)