2012 Fiscal Year Annual Research Report
身体合併症ケア能力強化のための精神科看護師実践プログラムの開発とその評価
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21592896
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
藤野 成美 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (70289601)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鳩野 洋子 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20260268)
岡村 仁 広島大学, その他の研究科, 教授 (40311419)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 身体合併症 / 精神科看護師 / フィジカルアセスメント |
Research Abstract |
本研究は精神科看護師の質向上の一端を担う身体合併症ケア能力強化を重視した看護技術習得のための実践プログラム開発を最終的な目標として研究を行うものである。本年度はまず、質的・量的研究により抽出された要因と文献レビューに基づき、精神科看護師の身体ケアにおける身体合併症ケアアセスメントツールを考案した。この身体合併症ケアアセスメントツールは、精神疾患の特性つまり、病識や自覚症状が乏しいことや妄想などに起因した訴え等を考慮したうえで、精神科において頻度の高い身体ケアへの対処方法、自傷・事故への対処方法、エビデンスに基づいた身体観察の基本を踏まえたものである。身体合併症ケアアセスメントツールを作成することは、身体合併症ケア能力強化のための精神科看護師実践プログラム開発に向けて、現場に即した有益な実践モデルの構築につながり、看護実践評価に役立つものと考える。 次に、身体合併症を有する精神障害者に対する看護実践上の課題を解決する方策を盛り込んだ精神科看護師における身体合併症ケア実践プログラムを考案した。このプログラムのケア実践項目は、精神科において特に必要な身体観察の基本及びそのアセスメント、抗精神病薬の副作用に伴う身体問題への対処方法、精神科長期入院患者特有の身体合併症に対するアセスメントと対処方法、量的研究結果から、特に呼吸器系と循環器系の知識習得の必要性が示唆されたため、これらを盛り込んだ実践プログラムとなった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)