2009 Fiscal Year Annual Research Report
大学までの一貫教育を展望した小学校英語教育における保護者の関わり度の国際比較研究
Project/Area Number |
21652057
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
森田 彰 Waseda University, 商学学術院, 教授 (60210168)
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Keywords | 大学までの一貫教育 / 保護者 / 学習環境 / 小学校英語教育 / 関わり度 |
Research Abstract |
平成21年度は、(1)アンケート項目のさらなる精査(2)先行研究等の調査(3)調査地域の教育委員会との打合わせ(4)海外の初等教育の現状調査を軸に研究を行なった。 まず(1)については、08年度に早大教育総合研究所の採択プロジェクトにより検討したアンケート項目をさらに精査し、連携研究者、研究協力者が各自の分担に応じてアンケート項目を5つ程度に絞り、メイリングリストによってそれらを交換し、意見の交換、絞り込みと修正を行なった。これに加え、時に応じて、Skypeによって会議を催した。これらを基に、平成22年度に、総数50項目程度の客観(量的)アンケートをいずれかの地域で行なうことを決定した。 (2)については、主に杉本、原田、小林、熊木が国内の先行研究について調査を行なった。海外については、森田が、滞在先となった英国の大英図書館、オクスフォード大学と同大教育学部の図書館、ケンブリッジ大学と同大教育学部図書館を利用し行なった。 (3)については、森田が英国滞在中であったが、ロンドンを訪問した文京区教育委員会野依由美子氏と、文京区での調査日程等について、検討することができた。また、山口勇氏を介し、福島県郡山市教育委員会との調整を再開した。さらに、Millerが、9月8日から10日にかけて沖縄県に出張し、沖縄県教育庁で教育指導課の大城氏をはじめ関係者と会合を持ち、今後の協力関係を確認できた。 (4)については、森田がイギリスにおける初等・中等教育での外国語教育に関して、(2)と同様に調査を行なった。また、才大学教育学部のセミナーを通じ、研究者と情報・意見の交換を行なった。さらに、森田は、12月18日から21日かけて、ストラスブール大学教育学部を訪問し、研究者等と情報・意見の交換を行なった。パリ大学図書館では、EU統合後の外国語教育に関するウェッブに公開されていない非書籍文献について調査を行った。
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