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2009 Fiscal Year Annual Research Report

妊婦の緊急地震速報後の揺れに備える姿勢と安全な行動の検討

Research Project

Project/Area Number 21659504
Research InstitutionThe Japanese Red Cross Toyota College of Nursing

Principal Investigator

渡辺 さつき  The Japanese Red Cross Toyota College of Nursing, 看護学部, 非常勤研究員 (60387917)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 野口 眞弓  日本豊田看護大学, 看護学部, 教授 (40241202)
稲垣 恵美  日本豊田看護大学, 看護学部, 准教授 (10223215)
奥村 潤子  日本豊田看護大学, 看護学部, 教授 (40300222)
竹中 美  日本豊田看護大学, 看護学部, 教授 (20206999)
西川 浩昭  日本豊田看護大学, 看護学部, 教授 (30208160)
Keywords妊婦 / 自然災害 / 緊急地震速報 / 姿勢
Research Abstract

2007年秋より気象庁による緊急地震速報の運用が始まった。この緊急地震速報は、速報から揺れが来るまでの猶予期間が数秒から数十秒と言われている。その時の行動は、「テーブルや机の下に身をかくす」という大原則がある。しかし、妊婦は机の下などに入ると次の避難行動がとりにくい。そもそも妊娠週数により机の下などにもぐることが難しくなる。また、落下物から頭部を守るために鞄や座布団で頭部を覆うという一般的な対策もあるが、腹部が大きくなった場合、両手を挙げることにより不安定になることも考えられる。本研究の目的は、緊急地震速報後に妊婦が地震の揺れに対して安全な姿勢をとり、スムーズに避難することで健康被害を最小限にする試みである。初年度である本年度は、建築学、災害看護や防災の最近の動向を把握することが中心となった。このことにより、耐震環境の整った建物であれば、緊急地震速報を確実に受信することにより、安全な姿勢をとることは有用であると考えられた。また、確実な情報を入手するには、多様なチャンネルを通じて複数の災害情報を入手することが必要となる。そして、避難に時間を必要とする場合は、その地域の正確な情報と当事者の判断(その場所が落下物やガラスの飛散のない安全な場所であるか等の判断)が重要と言われてきている。また同時に妊婦へのアンケート調査を実施するための調査項目の検討を行った。現在のところ、年齢や週数、身長・体重・腹囲・子宮底という妊婦の身体的状態、被災経験の有無、緊急地震速報を入手する手段、安全の確認行動、揺れをしのぐ姿勢、一般的な状況を仮定した行動テスト、楽観主義尺度を考えている。今後も検討を重ね、妊婦の身体的特徴をしっかり吟味し、地震という特殊な状況下での妊婦のとれる行動を考えていきたい。妊婦へのアンケート調査であり、負担にならぬよう調査項目を精選し、調査を実施する予定である。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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