2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21720279
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Research Institution | Oita National College of Technology |
Principal Investigator |
田中 美穂 大分工業高等専門学校, 一般科文系, 准教授 (40435491)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 西洋史 / 中世史 / キリスト教史 / 政治史 / アイルランド / 連合王国 |
Research Abstract |
第4章の翻訳とアイルランド関連の索引、訳注、用語解説、文献案内を担当した『オックスフォード ブリテン諸島の歴史 第4巻 12・13世紀 1066年-1280年頃』が慶應義塾大学出版会より10月にようやく刊行された。それまで刊行に向けた最終的なチェック等をおこなってきた。 8月には、2週間くらいアイルランドと連合王国に研究旅行した。秋の学会発表の準備(史料と資料の収集、パワーポイントに載せる写真撮影)を兼ねた旅行であった。トリニティー・カレッジ・ダブリンの図書館で史料や文献を収集し、中世の司教座が置かれたテュアムを現地調査した。連合王国では、ヘリフォードを訪問し、大聖堂や「マッパ・ムンディ」を見学・閲覧した。さらに近くのサンソニー・プリマ修道院跡を訪問した。この修道院は、中世後期にアイルランドに来て活躍する一族ド・レイシーによって建てられており、アイルランドとも関係が深い。 秋には2回にわたって、本科研費の研究テーマにそくした研究発表を実施した。まず、鹿児島大学で開催された日本ケルト学会第32回研究大会(2012年10月7日)において、「中世後期アイルランドの政治的変容に関する一考察」と題する研究発表をおこなった。続いて滋賀大学で開催された日本アイルランド協会年次大会(2012年11月25日)にて、「アイルランドとキリスト教:中世後期アイルランドの世俗権力者たちと修道院」と題するテーマ発表を実施した。 いずれの研究発表も、8月に研究旅行で訪問したアイルランドや連合王国で収集した史料や資料、撮影した修道院や教会などの遺跡の写真を活用した。 12月以降は、日本アイルランド協会の学術誌『エール』より、特別寄稿「遺稿:中世アイルランドの聖と俗」(2012年3月に逝去された故盛節子先生のご遺稿の原稿起こしと解説の執筆)を依頼され、その執筆に取り組んだ。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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