2009 Fiscal Year Annual Research Report
課題追究学習を主軸とした高等学校「総合的な学習」の実践モデルの構築
| Project/Area Number |
21730690
|
|---|
| Research Institution | Shinshu University |
|---|
Principal Investigator |
安達 仁美 Shinshu University, 教育学部, 助教 (30506712)
|
|---|
| Keywords | キャリア意識 / 総合的な学習 / 主体的な学び / 青年期教育 |
|---|
| Research Abstract |
本研究の全体構想は、「課題追究学習」を主軸とした総合的な学習を継続的に行っている高校を比較し、共有可能な高校の総合的な学習の実践モデルを提示することである。今年度の実績は、主に次の5点である。
(1) 高等学校の総合的な学習の実態把握のため、学校要覧など総合的な学習の設立当初から現在までの授業内容を捉えるための資料を収集した。
(2) 課題追究学習における主体的な学びに焦点をあて、その一例として主体的な学習が行われる青年の研修場面を取り上げ、その学びの実態を分析した。また、高等学校の総合的な学習の経験のキャリア意識への影響について明らかにすべく、インタビュー調査を行った。
(3) 国内学会〔中部教育学会第59回大会(於:名古屋大学)、日本教育方法学会第49回大会(於:香川大学)等]や国際学会[AACTE 62nd Annual Meeting and Exhibits(於:米国)]に参加し、日本国内及び諸外国の研究者との交流を通して、総合的な学習や青年期の教育に関する情報を収集し、これまでの研究成果を発表し意見交換をした。
(4) 研究成果は、「日本カリキュラム学会第20回大会(於:千葉大学)」、「質的心理学会第6回大会(於:北海学園大学)」にて報告した。
(5) 調査内容を反省的に振り返り、3月に翌年度の研究計画を調整し、4月からすぐに調査に入れるように準備をした。
|
Research Products
(2 results)
