2012 Fiscal Year Annual Research Report
サリドマイド及びその誘導体が関与する情報伝達系の解析
Project/Area Number |
21790107
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
谷内出 友美 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 技術職員 (20401284)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | サリドマイド / 構造展開 / 構造活性相関 / マルチテンプレート / 肝臓X受容体 / 核内受容体 / ヒダントイン誘導体 / ピューロマイシン感受性アミノペプチダーゼ |
Research Abstract |
当該年度の交付申請書に記載した実施計画である、サリドマイド誘導体が関与する情報伝達系の解析、サリドマイドの生物学的な作用機構研究、サリドマイドの医薬化学的な構造展開研究、ならびに集積したデータの情報解析を遂行した。具体的には、(1)タンパク質分解機構のユビキチン-プロテアソーム系を利用した標的タンパク質の選択的な分解誘導法であるプロテインノックダウン法を用いた、サリドマイド誘導体が関与するタンパク質の解析のためのタンパク質分解誘導剤の設計と合成(2)サリドマイドおよびその誘導体の構造展開に基づくリガンドの創製[ピューロマイシン感受性アミノペプチダーゼ(PSA)リガンドの創製]、構造展開、構造活性相関研究ならびに解析、(3)サリドマイド類縁ヒダントイン誘導体のCa2+誘導ミトコンドリア膜透過性遷移(MPT)活性の評価、構造展開、構造活性相関研究ならびに解析、(4)サリドマイドおよびその誘導体の構造展開研究および活性拡張研究に基づくリガンドの創製[transrepression選択的肝臓X受容体(LXR)リガンドおよびビタミンD(VDR)受容体との相互作用を阻害するLXXLLペプチド等価体、polo-likeキナーゼ(PLK1)阻害剤の創製]、構造展開、構造活性相関ならびに作用機構研究、などを遂行した。本研究はサリドマイドの理解とその改良のための基盤データとして有用であり、またサリドマイドを始原化合物としたマルチ創薬テンプレート手法の有用性の実証により、より一般的な活性化合物創製手法の提案に直結したものと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)