2010 Fiscal Year Annual Research Report
アディポネクチンとアディポネクチン遺伝子多型が胎児発育に及ぼす影響に関する研究
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21791032
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
齋藤 誠 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (80535021)
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Keywords | Adiponectin / 早産児 / メタボリックシンドローム / small-for-gestational age / 遺伝子多型 / 成人病胎児発症仮説 |
Research Abstract |
1.早産児におけるAdiponectin(ApN)とインスリン感受性との関連に関する検討 筑波大学附属病院の倫理委員会の審査後に検体の登録を開始した。現在までに早産appropriate-for-gestational age(AGA)児100例、早産mall-for-gestational age(SGA)児60例のインフォームドコンセントを得ることができ、現在フォローアップ中である。。また登録症例に関しては適宜ApNなどの測定を行い、中間的な結果として早産SGA児において、修正満期までに体重がCatch upした群とCatch upしていない群においてApNは出生時に有意差はないが、修正満期時には有意にCatch upした群がApN高値であり、早産AGA児群と比較しても高値であることが明らかとなり、第113回日本小児科学会学術集会で前記内容を発表した。また早産児において修正満期までの体重増加が、修正満期までApNの増加と関連しているということも明らかになり、こちらは今後学術誌に掲載される予定である。 2.正常日本人におけるApN遺伝子多型の頻度に関する検討 筑波大学人間総合科学研究科の倫理委員会の審査後に登録を開始した。現在目標症例である760例の正常新生児からのインフォームドコンセントを得ることができ、現在ApN遺伝子多型の検索とApN血中濃度を測定中である。中間的な結果としては、ApN遺伝子多型により体内のApNの分泌が増加し、出生体重に影響を与えるということが明らかになり、今後学会で報告予定である。
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Research Products
(2 results)