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2010 Fiscal Year Annual Research Report

RTRT induced skin damage

Research Project

Project/Area Number 21791165
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

GERARD Bengua  北海道大学, 大学院・医学研究科, 講師 (50402954)

KeywordsRTRT / PSD / DAP / ガフクロミック・フィルム
Research Abstract

本研究の目的は、RTRT時に蛍光透視装置から各患者が受ける線量をより正確に決定する法を見つけることである。当初、Gafフィルムや熱ルミネサンス線量計(TLD)、患者皮膚線量計(PSD)等の線量計を用いて、患者が受ける線量を測定し、それらのサンプルで、RTRTの患者の医療被ばくの危険性を論ずるという方法が提唱された。
これらの線量計を臨床現場で用いることができるかを探るため、人体ファントムで試験測定を行なった。蛍光透視装置からの線量を良い精度で測定することはできたのであるが、患者に更なる負担をかけることになるという結論が出された。また、これらの線量計は超高圧放射線の下では使用できないため、RTRT線量の測定は実際の治療とは別に行う必要がある。
リアルタイムで線量評価するために、RTRTにおける別の線量測定法を提案した。この方法は、線量と放射線照射面積の積は放射線照射下の任意の点で不変であるという「線量と面積の積」の法則に基づいたものである。適当な修正を施し散乱放射線を考慮に入れることで、放射線下の媒体が受ける線量を評価することが可能である。ファントム表面の線量の計算値は、測定値よりもはるかに大きいものとなった。その原因は、チャンバーの設置やDAPを決定するために用いた断面積の計算等に由来する予期しなかった事情による可能性がある。
電離箱を用いたファントム表面での線量の測定値を同じ位置・条件でPSDを用いた場合の線量の測定値と比較した。電離箱を用いた測定値の方が、PSDを用いたものよりも約1,5大きかった。この差は、PSDが点における線量を測定するのに対し、電離箱は広がりのある面の線量を測定することによる可能性がある。
今回提示した方法の臨床現場における有効性を評価するためには、患者のDAP線量評価において蛍光透視パラメータを変化させたときの影響に関する更なる研究が必要である。

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Published: 2012-07-19  

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