2009 Fiscal Year Annual Research Report
働く人版・心身のセルフケア行動評価質問紙の開発に関する研究
Project/Area Number |
21792295
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
小笠原 映子 Gunma University, 医学部, 助教 (40389755)
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Keywords | セルフケア / 質問紙 / 生活習慣 / 生きる意味 / 生活習慣病 / メンタル疾患 / アディクション |
Research Abstract |
職域において,働く人は食事,運動,休養等の生活習慣を自ら見直すことが求められている。生活習慣は個人的な行動に関わるため,客観的に自己の『セルフケア』を認織し調整することが必要となる。食事や運動など生活の一面を評価する質問紙は多いが,包括的に心身の『セルフケアの状態』を評価する質問紙は少ない。 本研究は,『セルフケアの状態』を評価する【働く人版・セルフケア評価質問紙】の開発を目的としている。さらに,その過程で得られた知見をもとに,働く人における良質の『セルフケア』へ向けた取り組みに提言を図るものである。 平成21年度は,関連文献の検索と検討を行い,27項目から構成される【働く人版・セルフケア評価質問紙】を作成した。研究への承諾と協力について同意の得られた群馬県内の事業所で働く20~60歳代の勤労者500名に対し,【働く人版・セルフケア評価質問紙】,フェイスシート,日本語版気分形容詞チェックリスト短縮版JUMACL,うつ評価尺度Beck Self Raiting Scaleを配布し無記名・自記式留置法調査として実施した。統計ソフトSPSSを用い,重み付き最小二乗法による因子分析,プロマックス回転を行った結果,「サポート」,「希望」,「充実感」,「朝の目覚め」,「食事量の調整」,「健康意識」,「悪い習慣の存在」,「悪い習慣に対する修正意欲」の8因子が抽出された。Cronbach'α係数は0.573~0.872であった。【働く人版・セルフケア評価質問紙】の妥当性および信頼性が確認された。
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