2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21880009
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
栗田 大輔 弘前大学, 農学生命科学部, 助教 (60552651)
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Keywords | tmRNA / SmpB / トランス・トランスレーション / リボソーム / 分子擬態 |
Research Abstract |
前年度に引き続き、トランス翻訳反応中間体の解析を行った。最初のトランス翻訳中間体であるPre-accommodation複合体に対して、様々な長さのmRNAが与える影響について調べた。その結果、mRNAの長さとペプチド転移反応活性は、負の相関が見られた。また1分子蛍光分析を用いてこの複合体を解析したところ、tmRNA複合体のリボソーム結合活性が低下していることが確認された。 次にトランス翻訳中間体のaccommodation複合体に対して、複合体形成の条件検討とその最適化を行った。得られた複合体に対して、部位特異的ラジカルプロービングを行ったところ、一部の変異体においてリボソーム/SmpB複合体と同様の位置で活性ラジカルによるrRNAの切断が確認された。この解析は現在進行中であり、同様の複合体に対して、部位特異的クロスリンク法で解析を行っていく予定である。 またトランスロケーション反応中間体の基礎的な条件検討を行った。その結果、ペプチド転移反応活性が認められた複合体の約30%についてトランスロケーション活性が認められた。今後、さらに複合体形成の最適化を行った後に、部位特異的ラジカルプロービングによる構造解析を行っていく予定である。またこのトランスロケーション反応に影響を与えるSmpBの変異を明らかにした。
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[Presentation] Structural studies for RsgA/YjeQ, a ribosome maturation factor2010
Author(s)
Takemoto, C., Connell, S.R., Hase, Y., Naoe, C., Wang, H., Kaminishi, T., Kikuchi, T., Hirata, Y., Kurita, D., Muto, A., Muto, Y., Yokoyama, S., Himeno, H.
Organizer
Ribosomes 2010 Meeting
Place of Presentation
Orvieto, Italy
Year and Date
20100503-20100507
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