2023 Fiscal Year Annual Research Report
学術的検証に裏打ちされた市民参加型橋梁メンテナンスシステムの構築
Project/Area Number |
21H01410
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
岩城 一郎 日本大学, 工学部, 教授 (20282113)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前島 拓 日本大学, 工学部, 講師 (20845630)
福山 敬 鳥取大学, 工学研究科, 教授 (30273882)
岩波 光保 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 教授 (90359232)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | インフラ / 橋梁 / セルフメンテナンス / 道づくり / 住民 / 協働 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和5年度は7月及び11月に日大工学部の教員と学生を中心に,住民と学生との協働による道づくり,橋のセルフメンテナンスを行った.これらの活動には,東京工業大学岩波光保教授とその学生らも参加した.活動内容は平田村小平行政区の村道のコンクリート舗装と橋のセルフメンテナンスである.7月には環境社会学の有識者も参加し平田村の活動を視察し,土木工学と環境社会学の融合による新たな価値の発見,創出に向けて意見交換を実施した.11月は,日本大学工学部と東京工業大学の学生を中心に,小平行政区の橋のセルフメンテナンスを7月に引き続き実施した.さらに,地域のインフラの課題に主体的に関わり,自分たちで解決するという地域の力を繋ぎ合わせることで,社会が抱える課題をも解決するヒントを見つけ,土木を通じて地域の明るい未来を描くことに繋げることを目的として,平田村の澤村和明村長に学生を中心にインタビューを実施した. 一方,東京工業大学においては,7月と11月の活動で得られた知見をもとに、福島県平田村とは異なる自治体として、東京都大田区を対象として、市民参加型メンテナンスの導入にあたっての課題を自治体職員に対するヒアリングにより明らかにした。これによれば、自治体が管理するインフラの種類や量はもちろんのこと、地政学的状況や財政状況だけでなく、市民のインフラに対する認識や愛着についても考慮する必要があることがわかった。また、東京都大田区および足立区において、インフラメンテナンスに関する市民講座、コンクリートのオブジェづくり、インフラメンテナンスに関する紙芝居の製作と子供向けのお話会、小中学校におけるインフラメンテナンスの認知度に関するアンケート調査、小学校の近くにある橋の装飾による認知度向上活動、中学校における総合的な学習の時間のための教材開発などを行った。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)