2023 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21H02884
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
南沢 享 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (40257332)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 天宏 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (00349557)
赤池 徹 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (20647101)
暮地本 宙己 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (60632841)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 動脈管 / 転写因子 / 内膜肥厚 / 薬物治療 / メタボローム / ミトコンドリア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は動脈管機能的・構造的に閉鎖する分子機序を解明し、新たな治療法を開発することを目的とする。そのために、以下に示す3つの具体的な研究課題を設定し、実験を行った。1) 転写因子 TFAP2Bは動脈管に特異的に発現し、その遺伝子異常が動脈管開存症をきたす。しかし、 TFAP2Bがどのように動脈管閉鎖をきたすかの機序については不明であり、その解明を目指した。2) 動脈管でのミトコンドリアの働きとメタボロームの解析、3) 内膜肥厚を促進する選択的動脈管収縮因子(化合物)の同定、を具体的な研究項目に設定した。 1.ラットの転写因子TFAP2B cDNAをクローニングして,動脈管からの培養平滑筋細胞に遺伝子導入を行い、過剰発現群とコントロール群での遺伝子発現変化を調べることとした。 2. ラット動脈管を出生前と出生後で採取し、電子顕微鏡を使ってミトコンドリアの密度や形態を大動脈と比較検討した。3.レチノイン酸受容体は動脈管に高発現をすることから、ビタミンAを投与した際の動脈管でのプロスタグランジンE1刺激への反応性を検討した。また、動脈管収縮作用を有する因子の候補として、エンドセリンについて、 動脈管閉鎖におけるリモデリングに及ぼす影響を検討した。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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