• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2021 Fiscal Year Annual Research Report

がん発症・進展過程におけるYAPの活性化の機械的制御機構の解明

Research Project

Project/Area Number 21H03003
Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

田尾 嘉誉  山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (30425417)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 浅井 義之  山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00415639)
永野 浩昭  山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10294050)
浅岡 洋一  山口大学, 大学院医学系研究科, 講師 (10436644)
徳永 雅之  山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (10845043)
清木 誠  山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50226619)
硲 彰一  山口大学, 医学部, 特別医学研究員 (50253159)
柴田 健輔  山口大学, 大学院医学系研究科, 講師 (50529972)
宮本 達雄  山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (40452627)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
KeywordsCODEX法 / magnetic tweezers法 / YAPレポーターマウス
Outline of Annual Research Achievements

本解析で用いるヒト標本採取については、山口大学大学院・医学部医学系研究科・消化器・腫瘍外科学講座から提供を受け、現在までに30検体の大腸癌標本(がん部、非がん部を含む)がすでに得られている。また、多重染色法である Akoya Science社のCODEX法について予備検討を行なった。試料としては、マウス慢性炎症系モデルマウスを用いて各バーコード標識抗体の最適化条件検討を行なった。デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)投与によりマウス大腸に慢性炎症を引き起こし、発癌させるモデル系がすでに確立している。蛍光抗体染色法により、炎症領域においてYAP陽性細胞の増加が観察され、YAP活性化細胞であるといえる。次に、このマウス炎症・発癌系を用いて CODEX法で使用する免疫細胞マーカーである 各種抗体の条件検討を行なった。結果、14種類の抗体の検出に成功し、マウス大腸炎症領域を含む切片上で各抗体の数値化・定量化することにも成功した。また、CODEX法による位置情報を保持した状況で多次元データ解析を遂行できる基盤を構築した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

現在、本CODEX機材はすでに山口大学医学部に搬入済であり、本格的なヒト大腸癌標本を用いた解析に着手している。合わせて、本基盤B助成資金により多点同時力学測定技術であるmagnetic tweezers法の導入・セットアップおよびYAPレポーターマウスの作成も本研究室ですでに搬入完了しており、進行中であることを明記しておく。

Strategy for Future Research Activity

現在、本解析に用いる機材はすべて本研究室で搬入完了しており、それぞれの機材の初期セットアップ作業を行なっている。今後、必要となる備品や消耗品などの搬入に時として遅延を生じる可能性もあるが、概ね従来の計画通りに進行することを目指す。現時点では、研究計画の変更や問題点はないと考えている。

URL: 

Published: 2023-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi