2021 Fiscal Year Comments on the Screening Results
膵癌に対する免疫抑制機構克服を目指した2方向性テーラーメード免疫療法の開発
Project/Area Number |
21H04833
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 55:Surgery of the organs maintaining homeostasis and related fields
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Research Institution | Showa University (2024) Wakayama Medical University (2021-2023) |
Principal Investigator |
山上 裕機 昭和大学, その他部局等, 特任教授 (20191190)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川井 学 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (40398459)
岡田 健一 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (50407988)
勝田 将裕 和歌山県立医科大学, 医学部, 非常勤講師 (50464673)
尾島 敏康 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (60448785)
廣野 誠子 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (60468288)
宮澤 基樹 和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (90549734)
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Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2025-03-31
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Summary of the Research Project |
応募者は臨床上難治性の膵癌を研究対象としている。研究ではNeoantigenを個々の膵癌患者ごとに次世代シーケンサー (Whole-exome sequencing法)で同定し、Neoantigen由来ペプチド刺激iPS-DCを誘導する。また、PD-1/PD-L1axisによる免疫応答を遺伝子工学的に解除し2方向性に免疫応答を増強する事を目的としている。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
腫瘍抗原として患者個別のNeo-antigenを抽出し細胞治療に繋げる試みは実行性が高く、成果が期待される。また、mi-RNAを用いたPD-L1の抑制もユニークで魅力的手法である。2方向性に免疫応答を増強すること、PD-1およびPD-L1抗体の投与を必要としないことは難治癌である膵癌治療の基礎的検討として評価に値する。
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