2023 Fiscal Year Annual Research Report
グローバルネットワークを活用した参加型漢字学習システムの構築と検証
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21K00640
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Research Institution | Kobe Gakuin University |
Principal Investigator |
栗原 由加 神戸学院大学, グローバル・コミュニケーション学部, 教授 (50733482)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 早百合 聖心女子大学, 現代教養学部, 非常勤講師 (20276653)
関 かおる 神田外語大学, 教育イノベーション研究センター, 講師 (20730592)
尾崎 久美子 (渡辺久美子) 国際基督教大学, 教養学部, 課程上級准教授 (60201175)
本田 弘之 北陸先端科学技術大学院大学, グローバルコミュニケーションセンター, 教授 (70286433)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 漢字学習 / 語彙学習 / システム / 個別化 / 画像 / 参加 / グローバルネットワーク / スマートフォン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究チームが非漢字圏四か国で実施した語彙学習調査、開発中の参加型漢字学習システムのコンセプトを体験するための四回のワークショップから得た知見をふまえ、新システムの構築、試験運用、検証を行った。また、研究結果を発表、論文として公表した。各実績の内容は以下のとおりである。 1)ワークブックのフォーマット開発と作成:2022年から2023年にかけて行った四回のワークショップ(2022年11月19日、2023年2月25日)、2023年3月18日、2023年8月2日)の実施内容を検証し、参加者からのフィードバック内容をとりまとめた。得られた知見をもとにワークブックのフォーマットの種類、書式を再検討し、新たな統一フォーマットを作成した。 2)システム設計、構築:本研究チームが2016年から2017年にかけて行った非漢字圏四か国での語彙学習調査から得られた知見、四回実施したワークショップから得られた知見をもとに、システムの設計をし直し、新たな参加型漢字学習システムの構築を行った。新たなシステムでは、管理者による学習の管理方法を整備し、学習者の利便性のために、スマートフォンでシステムを使用できる方法を開発した。 3)システム試験運用:新たに構築した参加型漢字学習システムについて、教育機関、企業の二か所で、約二か月間の試験運用を行った。また、試験運用と並行して、学習者からの意見徴収、教員へのヒアリングを行い、システムの特長や問題点をまとめた。 4)システム検証と改修:教育機関、企業での試験運用結果をもとにシステムの改良箇所を検討し、システムの改修を行った。また、今後の研究課題についての検討を行った。
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