2021 Fiscal Year Research-status Report
近代韓国の教科書における日本の影響-読本及び修身教科書の題材を中心に-
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21K00651
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
李 安九 岡山大学, 全学教育・学生支援機構, 准教授 (70549302)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 韓国近代読本教科書 / 韓国近代修身教科書 / 教科書の題材 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、近代韓国の読本教科書及び修身教科書の題材を調査し、日本の明治期教科書との比較を行い、韓国の近代教科書における日本の影響を考察せんとするものである。 2021年度においては、韓国の近代読本類教科書の題材の目録をブラッシュアップする作業を進めた。できれば近代韓国の修身教科書についても調査を行い、近代読本教科書と修身教科書の題材の比較や、各題材の特徴に関する考察を試みる予定だったが、新型コロナ19の影響で、国内外の出張を中止しているため、資料収集などができかねる状況となった。 日本の明治期の読本教科書や修身教科書に関しては、当時の主な教科書として先行研究で扱われたものや、韓国近代教科書との関連性が確認できたものを中心に、その題材を調査する予定だったが、やはり新型コロナ19の影響で、当初の研究計画を遂行することが極めて難しい状況となった。今後コロナ状況が改善し次第、資料収集やデータ分析などの作業に励みたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2021年度は、新型コロナ19の影響で、国内外の出張を控えていたため、資料収集やデータ整理の作業を計画通り進めることができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ状況が改善し次第、国内外の出張を再開し、資料収集やデータ整理などの作業に励みたい。 まず、韓国の近代修身教科書を調査し、その題材をリストアップする作業を行い、教科書別、題材別に分類し、そのデータを韓国の近代読本教科書の題材と比較したい。その作業がある程度片付いたら、日本の明治期の読本教科書や修身教科書を調査し、韓国の近代教科書と比較しつつ、各々の特徴や影響関係について考察したい。
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Causes of Carryover |
新型コロナ19の影響で、国内外の出張を控えていたため、資料収集などができず、当初の研究計画を遂行することが極めて難しい状況となった。今後コロナ状況が改善し次第、出張を再開し、資料収集やデータ整理などの作業に励みたい。
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