2021 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
21K00671
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Research Institution | Niihama National College of Technology |
Principal Investigator |
野田 善弘 新居浜工業高等専門学校, 一般教養科, 教授 (80290815)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
趙 菲菲 津山工業高等専門学校, 総合理工学科, 准教授 (20628846)
畑村 学 宇部工業高等専門学校, 一般科, 教授 (30300619)
房 冠深 津山工業高等専門学校, 総合理工学科, 講師 (50828712)
杉山 明 津山工業高等専門学校, 総合理工学科, 教授 (60235900)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 技術中国語 / 用語辞典作製 / 理系人材教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、工業用語に特化した中日・日中辞典を作製することにある。本年度は、研究のスタートアップということで、5月に代表者・分担者で本研究の方針を立て、役割分担などを確認した。まずは、辞書に採録する用語を収集することから始めることで作業に入った。直接経費の物品費を使用してプリンターを購入するなど、研究環境の整備を行い、準備を行った。これに加えて過去に出版された中日・日中技術用語辞典を収集した。調査してみると現在では販売されていないものがほとんどで、この点から改めて本研究に重要性を認識できた。用語収集については、現在も継続中であり、2022年度なるべく早く第一案を作成したい。 具体的な辞書作製作業と並行して、2021年度は、本研究について国内外の研究会で研究の意義、さらには実際の研究方法、すなわち用語収集の具体的手段等を発表し、外部からの意見を収集し、研究について多角的に検討することができた。 今回は研究の初年度ということで、以上の成果は、今後研究を進行していくうえで十分な意義があったが、コロナ禍のために、当初の計画として掲げていた中国へ実際に出向き研究協力者と検討を加えることができなかった。実際の研究現場や製造現場での経験を踏まえた実践的な辞書の作成を目指すものであるがゆえに、2021年度の当初の目標を後ろ倒しにせざるをえなかったのが残念である。この点に対して、新型コロナウィルス感染症の状況も見ながら、2022年度以降で取り返していきたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の計画は、研究の用語収集を行い、第一案を作製することであったが、本研究の最も重要な部分である、実際の製造現場で有用な辞書を作製する点において、コロナ禍において中国の研究協力者と連携して実際の現場を訪問することがかなわなかった。研究の遅れはここに起因するが、次年度以降の状況変化に期待したい。 しかしながら、研究の意義や方法について内外の研究集会で発表し、また過去の中日・日中工業用語辞典の調査を行い、また研究環境を整備した点では最低限の成果は出た。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は、用語収集を完了し、中国の研究協力者の検討をふまえて、プロトタイプを作製することが目標である。コロナ禍のため、中国の製造現場等の訪問や意見聴取ができない可能性があるかもしれないが、できるかぎり当初の予定どおりに行いたい。 2023年度は、作製したプロトタイプを中国・日本双方の現場で実際に使用してもらって、完成に近づける。全体的には当初の計画と変更はない。
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Causes of Carryover |
コロナ禍において海外渡航ができず、海外旅費を使用できなかった。学会もオンラインとなったため国内においても旅費を使用する機会がなかったため。加えて、謝金の使用も必要がなかったため。
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Research Products
(2 results)