2022 Fiscal Year Research-status Report
Moodleを活用したオンライン国際交流・協働型中国語教育モデルの開発
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21K00699
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Research Institution | Muroran Institute of Technology |
Principal Investigator |
曲 明 室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 教授 (60727064)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 貴志 麗澤大学, 外国語学部, 准教授 (30406665)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | オンライン国際交流 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年には、オンライン国際交流・協働を取り入れた中国語教育実践が、参加者の中国語学習や異文化理解能力の育成にどの程度寄与するのかを検証した。この研究では、量的研究と質的研究の両方を行った。
量的研究では、授業の開始時と終了時に異文化理解能力を測定するアンケート調査を行い、授業前後における異文化理解能力の平均値の差の変化を測定した。その結果、15週間のオンライン国際交流・協働が参加者たちの異文化感受性(intercultural sensitivity)に有意な影響を与えたことが分った。
質的研究では、フォーカスイングループと振り返りシートによる記述から、当該教育実践が学生に与える影響を分析した。その結果、中国人の学生とオンラインで協働することによって、学習者が中国や中国語に興味を持ち、中国語をもっと勉強したい、中国人とコミュニケーションを取りたいという意欲を高めることができたことが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究はおおむね順調に進展している。双方の学生たちがオンライン国際交流を活発に行っている。研究のための量的なデータも、質的なデータも無事に収集することができている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、準実験計画を立て、実験群と統制群を作り、当該教育実践の効果をより詳しく検証する予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ期間中から研究を始め、多くの学会発表がオンラインになったため、次年度使用額が生じた。
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