• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2023 Fiscal Year Annual Research Report

トランプ政権期の米中関係におけるメディアの役割

Research Project

Project/Area Number 21K01870
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

市川 紘子  東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (30725114)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywordsメディア
Outline of Annual Research Achievements

米国の対中政策において、文化の問題は常に重要視され、政治や経済の問題と関係しつつ、独自の特徴を示してきた。本研究は、そのような文化のフェーズの特徴を拾い上げ、分析することを実践してきた。米国が対外政策で追求する普遍主義に対し、中国側が掲げる文化相対主義の戦い、社会の価値観や文化の優位性を巡る争いは、メディアにおいて先鋭化した。本研究は、米国側メディアを主な研究対象として、どのような報道が行われ、国内外のオーディエンスの言論空間を創り出されようとし、両国関係に影響しているのかを検討してきた。
「科学的権威の争い」と平行して、社会の価値観や文化の優位性を巡る争い、例えば、メディアの表現の自由に関する問題が、米国政府や米国メディアから強く、そして頻繁に指摘される。このような新しい時代の冷戦、思想戦において、米国側はどのようなアプローチをとるのか。米国メディアが、人権問題等の米中関係においてセンシティブな課題を、どのように報道したのかについての内容を、質的研究法によって分析してきた。これに対する中国政府の対応や反応についても、外国向けのメディア、そして国内向けの新聞、政策に関する一次資料にあたり分析を進めてきた。
2022年に国際文化政策会議において口頭発表を実施したが、そこから発展させた研究成果について、論文としてまとめ、投稿をした。現在は、論文の内容の修正を行いながら学会誌への掲載を目指している。

URL: 

Published: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi