2022 Fiscal Year Research-status Report
若年女性の月経前症候群に影響を及ぼす食事因子に関する研究
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21K02119
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Research Institution | Nakamura Gakuen College |
Principal Investigator |
森口 里利子 (古賀里利子) 中村学園大学, 栄養科学部, 准教授 (30322605)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 月経前症候群 / 月経前症状 / MDQ / 食事因子 / 生活習慣因子 / 若年女性 / 炭水化物 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は、若年女性を対象に月経前症候群(PMS)に影響を及ぼす食事因子を探索することを目的とし、即時的な月経に伴う愁訴の調査(MDQ)による月経前症状を評価し、栄養素等摂取量、食品群別摂取量、食習慣等との関連を検討するものである。 令和4年度は、本研究に参加登録を行った月経を有する健常な女子大学生68名(本学栄養科学部在籍)のうち、辞退者、質問票回答不備者等を除いた46名を対象に、月経前症状と食習慣および生活習慣の関連について検討した。その結果、MDQ合計スコアは月経前が月経後に比べて有意に高く、月経前の愁訴が強いことが示された。月経前症状の強さを示すMDQ増加率(%)=(月経前MDQ合計スコア-月経後MDQ合計スコア)/月経後MDQ合計スコア×100は、n-3系脂肪酸摂取量との間に有意な負の相関関係を認めた。しかし、年齢、BMI、エネルギー、その他の栄養素摂取量、食品群別摂取量との有意な関連は認められなかった。食品別摂取頻度では、葉漬物、大豆製品を週4回以上摂取している者は週4回未満の者に比べて、MDQ増加率が有意に高い値を示した。喫煙歴有りの者、飲酒が適量でない者、朝食欠食者のMDQ増加率はそうでない者に比べて有意に高い値を示した。対象者数の不足により、これらの因子を調整した多変量解析を行えていないため、さらに対象者数を増やして検討する必要がある。そのため、令和5年度も令和4年度と同様に調査を実施している状況である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、令和3年度末~4年度にかけて十分な対象者数が得られなかったため、令和5年度も引き続き、令和4年度と同様に対象者を募集し、調査を実施することに計画変更した。現在、新たな対象者数79名の参加登録を得て実施している状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の令和4年度の研究実績については、令和5年に開催される第70回日本栄養改善学会学術集会にて研究発表を行う予定である。また、令和5年度実施の調査は年度前半に終了する予定であるため、終了次第、令和4年度の対象者も含め、得られたデータについて再度解析を実施し、研究成果の報告に繋げるよう推進していく。
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Causes of Carryover |
次年度使用が生じた主な理由は、上述のように新型コロナウイルス感染症拡大の影響により令和4年度は予定よりも対象者数が得られなかったため、対象者への謝金、またデータ入力量減による研究協力者への謝金、自記式食事歴質問票BDHQによる栄養調査費用、および研究に使用する事務用品費等が残っている状況である。そのため、令和5年度の調査実施により、これらの費用として使用する予定である。
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Research Products
(4 results)
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[Presentation] Change in diet, physical activity, and body weight among young Japanese women during the COVID-19 pandemic.2022
Author(s)
Misaki Ono, Mana Miya, Katsumi Imai, Ririko Moriguchi, Kenichiro Yasutake, Keiko Watanabe, Aiko Oniki, Shouko Maeda, Kyouka Fujii, Asuka Yasunaga, Ryouka Eura, Hiromi Ueno, Masaki Kato, Hisaya Kawate, Shuji Nakano.
Organizer
The 8th Asian Congress of Dietetics
Int'l Joint Research