2021 Fiscal Year Research-status Report
国際・学際横断的連携による虐待に移行させない子育て支援モデルの構築
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21K02362
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
細坂 泰子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (90459644)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
茅島 江子 秀明大学, 看護学部, 教授 (70125920)
堀井 光俊 秀明大学, 英語情報マネジメント学部, 教授 (60406717)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 子育て支援 / しつけ / 虐待 / 育児実践 / 国際・学際横断的連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は国際・学際横断的連携により、しつけと虐待の線引きの困難さ、複雑さ及び文化間、社会間での差異を念頭におきつつ、3つの研究で構成される。研究1・2では「ナラティブからとらえる、虐待の境界に存在する子育て期女性の育児実践」をトリアンギュレーションの視点を加味して、日本および英国で調査する。これらの調査は、多分野の博士号を持った研究者らが学際的に知見を統合し、分析する。研究3では文化的および社会的背景が大きく関与する虐待の閾値に関連する子育ての価値体系について、質的比較分析によって国際比較する。 本研究の目的は国際・学生横断的連携により、しつけと虐待の線引きの困難さ、複雑さ、および文化間、社会間での差異を念頭に起きつつ、虐待に移行させない子育て支援モデルと構築することである。 令和3年度は日本と英国での倫理審査の申請および許可、日本と英国でのインタビュー調査を行った。現在はインタビュー調査を進めつつ、得られたデータを分析している最中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和3年度は日本と英国での倫理審査の申請および許可を得た。当初、日本での倫理審査のみの予定であったが、個人情報保護の国際間でのやり取りに伴う倫理審査が必要となり、英国グラスゴー大学での倫理審査を通し、許可を得た。 両国の倫理審査後に日本と英国でのインタビュー調査を行った。日本でのインタビュー調査は予定通り終了し、現在分析を始めている。英国でのインタビュー調査も開始し、コロナ禍でもあるために多くをオンライン調査で実施中である。
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Strategy for Future Research Activity |
予定通り、英国でのインタビュー調査を遂行し、それぞれの分析を進める予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ禍であり、実際に研究者が他国で研究実施をすることができなかったため繰り越した
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