2023 Fiscal Year Research-status Report
現場での自己研修促進型ソフトによる特別支援教育コーディネーター養成モデルの開発
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21K02687
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
須藤 邦彦 山口大学, 教育学部, 准教授 (70533694)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松岡 勝彦 山口大学, 教育学部, 教授 (70312808)
宮木 秀雄 山口大学, 教育学部, 准教授 (30710785)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 特別支援教育コーディネーター / 自己研修 / コンサルテーション |
Outline of Annual Research Achievements |
令和5年度は、対象者を拡大した自己研修を促進するソフトによる特別支援教育コーディネーターに対する介入研究と前年度実施した介入研究の効果と課題に関する研究知見の発表を行った。 前者については、山口県内の特別支援学校や小学校に勤務する7名の特別支援教育コーディネーターを対象に、開発した自己研修促進型のソフトによるコンサル テーションスキルを形成する研究を実施した。研究の結果、いずれの特別支援教育コーディネーターもクライアントが示す問題を解決するコンサルテーションス キルの向上と維持が確認され、コーディネーターが所属する校種のみならず、巡回先の学校が所属する複数の自治体間を越えて効果があることが確認された。同時に、これらの自己研修をより促進するためのソフト活用に関する知見や留意点も導出された。 後者については、全国学会と県内の教育保健福祉領域の関係者を対象とした研修会(3回)において得られた成果を公表し、研究の知見や課題を協議・検討した。 これらを通して、研究の成果と共に、ソフトの活用可能性と課題、そして地域実装に向けた視座などを得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
自己研修ソフトを用いた介入研究は、本格的な実証研究を実施することができた。また、結果についても公表し、その成果と課題を再検討できた。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度は、これまで実施してきた実践研究結果の社会的妥当性を確認するとともに、これまで得られた結果や課題に沿って研修ソフトの改良を図る。また、令和5年度実施した研究の結果を公表する。
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Causes of Carryover |
介入研究において研究協力者に貸し出す予定であったノートPCの購入が(参加者がノートPCを持参したので)不要になったため。次年度は、ソフトの回収費用や研究発表のための旅費などに使用予定である。
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