2021 Fiscal Year Research-status Report
ナショナルアイデンティティによるリバタリアニズム的公正観促進効果の検討
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21K02960
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
今在 慶一朗 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (40359500)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ナショナル・アイデンティティ / 社会的公正 / 自律性規範 |
Outline of Annual Research Achievements |
人びとのナショナル・アイデンティティと、リバタリアニズムや新自由主義に対する支持的態度の関連性を明らかにすることが本研究の目的であるが、初年度は、本格的な質問紙調査を行う前に、それらの間の関連性、媒介変数などについて探索的な研究を行うこととした。ナショナル・アイデンティティ、社会に対する公正感、自律性に関する規範意識などについて問う質問紙を作成し、札幌市民を対象とする質問紙調査を行った。調査期間は令和3年9月17日(金)から10月10日(日)であった。調査対象者は札幌市に居住する、令和3年8月1日時点で満18歳以上、85歳以下の男女個人とした。対象地区は札幌市中央区、同北区、同西区、同豊平区の4か所であった。これら4地区の選挙人名簿から、系統抽出・割当法により、各地域150名、合計600名を抽出し、郵送により質問紙を配布、返信用封筒で回収を行った。回答は無記名で行った。回収数は242件、回収率は40.33%であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和3年度は、予備調査の実施を行い、その分析結果をもって次年度にあらためて質問紙を作成し、調査を実施する予定であった。現在は予備調査を終え、データを分析中であり、令和4年度の本調査に向けて、当初の計画通り、作業が進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
予備調査で得られたデータの分析を進め、その成果をもとに、令和4年度は本調査を実施する予定である。
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