2022 Fiscal Year Research-status Report
Study of excited nuclear states by using double arm spectrometers
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21K03599
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
小林 信之 大阪大学, 核物理研究センター, 准教授 (80750778)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 原子核 / 中性子ハロー核 / 励起状態 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度、実験セットアップについての詳細設計と、断面積等の理論計算をグラウバー模型を用いて行った。さらに、標的厚、ビームエネルギー、ビームラインの磁場、後段のスペクトロメータの磁場計算、反応の収量、系統誤差、統計誤差の見積と計算を行った。また、双腕スペクトロメータを用いた実験のテスト実験に相当するビームタイムを取得した。実験で用いる装置の設計が進んでおり、部材の納品が完了し、作成段階に入るところである。これら装置を用いて実験遂行する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初想定していた実験のセットアップを改良したものを考案した。これにより実験の実現可能性が格段に向上し、テスト用ビームタイムを取得することができた。このセットアップを用いてテスト実験を遂行する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
新しい実験セットアップを構築したことで、今後順調に計画を進めることが可能になっている。詳細設計にもとづいて着実に実験を遂行するとともに、引き続き計画を進める。
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Causes of Carryover |
実験セットアップの改良に伴い、装置の設計変更が生じたため。
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Research Products
(5 results)