2021 Fiscal Year Research-status Report
うつ病へのrTMS治療の機序を解明し効果予測指標を確立する包括的神経生理学的研究
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21K07484
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
高橋 隼 和歌山県立医科大学, 医学部, 非常勤講師 (10508021)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻 富基美 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (10347586)
石田 卓也 和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (10549728)
喜多 彬 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (20735914)
池田 俊一郎 関西医科大学, 医学部, 講師 (40772231)
山田 信一 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (70549716)
今津 伸一 大阪医科薬科大学, 医学部, 助教 (70896638)
山本 眞弘 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (80423937)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 反復経頭蓋磁気刺激 / うつ病 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、多施設の臨床データの共有によるrTMS治療の反応性と関連する臨床指標の同定と電気生理学的指標の探索によるrTMS治療の生物学的基盤と治療反応予測指標の確立を目的とする。和歌山県立医科大学神経精神科は2021年4月からrTMS保険診療を開始し、大阪医科薬科大学精神神経科、関西医科大学精神神経科、浅香山病院精神科、阪南病院精神科と関西TMSネットワークを組織して、共同研究施設で臨床データを共有する体制を整えた。同ネットワークの取り組みおよび収集された臨床データの結果を第117回日本精神神経学会学術総会シンポジウムで発表した。生物学的指標に関しては、うつ病、躁うつ病、統合失調症、健常対照者を対象として構造MRIを用いた電界シミュレーション研究を実施し、結果を第117回日本精神神経学会学術総会シンポジウムおよび第24回日本薬物脳波学会シンポジウムで発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2021年度にrTMS保険診療を開始し、多施設データの集積体制が整えることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は症例数のさらなる集積に努めるとともに生理学的指標の解析にも取り組んでいく。
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Causes of Carryover |
2021年度は臨床データの集積に努め、次年度以降に繰り越しとなった生物学的指標の解析があるため。
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Research Products
(7 results)