2021 Fiscal Year Research-status Report
The application to the elucidation of pathology and the treatment of DLB focusing the gender difference
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21K07549
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
小林 清樹 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (50569035)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 恵理 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (30301401)
鵜飼 渉 札幌医科大学, 医療人育成センター, 准教授 (40381256)
相馬 仁 札幌医科大学, 医療人育成センター, 教授 (70226702)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 老年精神医学 / レビー小体型認知症 / 性ホルモン / テストステロン / SPECT |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、DLB患者の男性ホルモン濃度を測定した結果を分析し、症状発現に関する病態解明や予防・治療への応用を検討する。DLBのcommon formはAD病理も合わせもつと言われていることから、AD同様、エストロゲンやアンドロゲンとの関連について調査する価値があるが、未だ不明であり、高い独創性と新規性を有する。また、性ホルモンは血液検査で測定可能で低侵襲である。 臨床症状の有無と性ホルモン濃度との関係を検証することにより、症状発現に関する病態解明や治療への糸口を探る。また、性ホルモン濃度、頭部MRI(VSRAD)など脳形態画像、脳血流SPECTなどの機能画像との相関についても検証する準備を整えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当施設の物忘れ専門外来を受診した方、クリニカルパス検査入院をした方、両者に対して、MMSE、リバーミード行動記憶検査などの心理検査を施行し、男性ホルモン(テストステロン)の測定を行っている。症例データの蓄積は順調である。また、それらの患者様は、頭部MRI(VSRAD)など脳形態画像、脳血流SPECTなどの機能画像も施行済みである。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3~4年度は更なる症例蓄積に専念し、その後、データの解析、結果の考察などを行う。
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Causes of Carryover |
コロナ禍以前のように、学会に参加できず、少々残額が生じた。次年度の交付金額と合わせて物品購入や学会参加などに有効利用したい。
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