2021 Fiscal Year Research-status Report
心不全患者における基礎代謝と睡眠呼吸障害の関係と陽圧呼吸療法の効果に関する検討
Project/Area Number |
21K08116
|
Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
葛西 隆敏 順天堂大学, 大学院医学研究科, 准教授 (60465036)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
須田 翔子 順天堂大学, 医学部, 非常勤助教 (40812722)
内藤 亮 順天堂大学, 医学部, 准教授 (70793032)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 心不全 / 睡眠呼吸障害 / 陽圧呼吸療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、心不全患者の基礎代謝と睡眠呼吸障害の関係に関する横断調査と、睡眠呼吸障害に対する陽圧呼吸療法開始前後での基礎代謝と栄養状態の変化を調査することを目的とし、1年目である当該年度は症例登録を開始し、横断調査に引き続き、陽圧呼吸療法導入症例においては導入後の基礎代謝の測定を開始する予定であったが、COVID-19感染拡大に伴い日常診療の制限を強いられ睡眠ポリグラフ検査を行う心不全患者の数が少なかったことと、陽圧呼吸療法機器がリコールとなり、別の会社も世界的な半導体不足で機器の供給が極端に低下した。ベースラインの基礎代謝評価から治療介入までの時期も遅延する状況であったため、当該年度は準備期間として開始をあえて後ろに移動させた。直近では状況が安定してきため、症例登録を加速させる予定である。一方で、その期間に当院での過去のデータを用いて、心不全患者で睡眠呼吸障害を有する症例と有さない症例での影響状態指標を比較し睡眠呼吸障害を有する症例のほうが栄養状態が不良であり、睡眠呼吸障害があり栄養状態不良の症例の予後が不良であることを見出し、European Society of Cardiology Heart Failure 2022にてModerated Postorとして採択された。当初予定の研究のバックグラウンドとして重要な研究成果であり早期に論文化する予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19感染拡大に伴い日常診療の制限を強いられ睡眠ポリグラフ検査を行う心不全患者の数が少なかったことと、陽圧呼吸療法機器がリコールとなり、別の会社も世界的な半導体不足で機器の供給が極端に低下したことから、ベースラインの基礎代謝評価から治療介入までの時期も遅延する状況であったため、当該年度は準備期間として開始をあえて後ろに移動させた。
|
Strategy for Future Research Activity |
直近では睡眠ポリグラフを行う心不全患者数が増加してきたので横断調査の症例登録を加速させる予定である。また、陽圧呼吸療法に関しては、機器の国内在庫を多く有している会社と病院自体が通常診療における機器導入を回復させるために契約をしたりして、導入数が増加傾向になったため、今後は当初予定よりも早いペースでの登録が見込める。
|
Causes of Carryover |
被検者登録の進捗が遅れたためかかる当該年度で使用した費用が予定より少なかったため。
|
Research Products
(7 results)
-
-
-
-
-
-
-
[Presentation] Prognostic Value of Cheyne-Stokes Respiration and Nutritional Status in Acute Heart Failure Patients2022
Author(s)
Abidan Abulimiti, Ryo Naito, Takatoshi Kasai, Sayaki Ishiwata, Miho-Nishitani Yokoyama, Akihiro Sato, Shoko Suda, Hiroki Matsumoto, Jun Shitara, Shoichiro Yatsu, Azusa Murata, Megumi Shimizu, Takao Kato, Masaru Hiki, Hiroyuki Daida, Tohru Minamino
Organizer
European Society of Cardiology Heart Failure 2022
Int'l Joint Research