2021 Fiscal Year Research-status Report
Development of digital evaluation system of gastric conduit blood flow using ICG fluorescence imaging projection
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21K08809
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
倉橋 康典 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (10834822)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
篠原 尚 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (70319549)
波多野 悦朗 兵庫医科大学, 医学部, 非常勤講師 (80359801)
井桁 正尭 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (10821788)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ICG蛍光法 / 食道再建術 / 胃管血流評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度はメディカルイメージングプロジェクションシステム(MIPS,三鷹光器)を用いたICG(インドシアニングリーン)蛍光法にて胃管血流のデータを記録し,その動画データを解析ソフトウェア(FlowInsight,インフォコム)を用いて解析する作業を約30例に対して行った.前半はICG濃度や撮影条件の設定が良くなく,画像がハレーションを起こして正確な解析が出来なかったが,ICG濃度や撮影条件の調整により,後半は理想的な血流カーブを得ることが出来た. 2021年度末より,得られた胃管血流カーブを数学的な近似式で表すことを試みており,これまで視覚や触覚に頼って判断していた胃管血流を数値化することに取り組んでいる. 現在,ここまでの成果の論文化に着手したところである.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画では1年目はICG蛍光法画像のデータ収集およびその関数化の予定であったが,概ね予定通りに進んでいると思われる.
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Strategy for Future Research Activity |
ICG蛍光法により得られる胃管血流カーブが当初考えていたものと若干違った形状を示すことが分かったため,まずはこれを数学式で近似式で表すことに取り組んでいる.それ以外は概ね計画通りであるため,引き続き研究を進めていく予定である.
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Causes of Carryover |
当初は得られた胃管血流カーブの画像を独自のコンピュータで処理・解析する予定で,コンピュータ購入費用を予算として計上していたが,解析ソフトウェアであるFlowInsight(インフォコム社)を購入前提に借用出来ることになり,現在これを用いて解析を行っている.2022年度以降,このソフトウェアを購入することを考えており,その購入費に充てることを検討している.
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