2023 Fiscal Year Research-status Report
Development of intraoperative myocardial protection targeting neurohumoral factors
Project/Area Number |
21K08850
|
Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
山田 直輝 日本医科大学, 医学部, 助教 (00838089)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 正大 日本医科大学, 医学部, 准教授 (60297926)
別所 竜蔵 日本医科大学, 医学部, 教授 (60281432)
丸山 雄二 日本医科大学, 医学部, 准教授 (50328837)
川瀬 康裕 日本医科大学, 医学部, 講師 (10339385)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | ARNI / 心筋保護 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では心臓手術における心筋保護法の改善策として、アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)が応用できないかを検討する。実験系は、ランゲンドルフ装置とWistarラットの摘出心による灌流モデルを使用する。 St Thomas' Hospital2号液(STH2:心筋保護液)のもつ心筋保護効果に対するサクビトリル・バルサルタン(SaV:ARNI薬)の及ぼす影響を検討した。プロトコールは、30分間の前灌流の後、30分間のSTH2による心停止、さらに60分間の再灌流とした(STH2群)。サクビトリル・バルサルタン投与群(SaV+STH2群)は虚血前20分間サクビトリル・バルサルタン(サクビトリル10μmol/L・バルサルタン1μmol/L)投与を行う。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
サクビトリル・バルサルタン溶液を作成するため、海外からsacubitrilatを取り寄せる必要があり、手続きや納品に予定以上に時間を要した。
|
Strategy for Future Research Activity |
海外から取り寄せる必要のあるsacubitrilatも納品され、St Thomas' Hospital2号液(STH2:心筋保護液)のもつ心筋保護効果に対するサクビトリル・バルサルタン(SaV:ARNI薬)の及ぼす影響を検討する実験も、予定より遅れてはいるが開始されており計画を遂行する。
|
Causes of Carryover |
これと翌年度分の助成金と合わせて、海外から使用薬品を取り寄せに時間を要したため実験計画が遅延していることから次年度使用額が生じた。遅延しつつも実験が開始されており、消耗品や成果発表などで使用する予定である。
|