2023 Fiscal Year Research-status Report
肉腫PDXモデルとPETによるがん個別化医療に向けた治療効果予測システムの開発
Project/Area Number |
21K09304
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
箱崎 道之 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (10583651)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
紺野 愼一 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (70254018)
関口 美穂 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (00381400)
長谷川 靖 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (10336456)
久保 均 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (00325292)
金内 洋一 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (70839448)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 骨軟部肉腫 / PDXモデル / 細胞株 / PETイメージング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、希少がんである骨軟部肉腫の診療におけるPET/MRI検査の有用性を明らかにすることを目的としている。 2023年度は、2022年度までに構築した骨軟部腫瘍症例の臨床データ、病理組織所見、PET/MRI画像所見のデータベースを用いて、PETイメージングの臨床的検討を引き続き行った。 化学療法を行った骨軟部肉腫症例における治療開始前後の画像所見(PET/MRI所見)と病理組織所見の変化については、比較検討を継続して進めている。特に骨肉腫については、組織亜型と治療効果、PET/MRI所見の関係も検討し、さらに追加検討も行った上で、執筆した論文の投稿作業を進めているところである。また、特に稀少な組織型の骨軟部肉腫については、少数例であっても貴重な知見になりうると判断し、臨床データと病理組織所見、画像所見について検討し、積極的に論文化を進めている。 さらに、これまでに新規に樹立してきた複数の骨軟部肉腫PDXモデルについて、今後の実験の予備的検討として、性状の評価、特に原腫瘍の形質が維持されているか否かを、網羅的遺伝子解析の手法も導入して検討している。その内容について、現在論文執筆を行っており、完成次第投稿に移る予定である。 PDXモデルに対して小動物用PETイメージングを使用する実験については、分担研究者とともに予備的検討を進めているところであり、今年度中には本検討に移行可能となる見込みである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
骨肉の組織亜型と治療効果、PET/MRI所見の関係を検討し、さらに追加検討も行った上で、論文を執筆した。(現在投稿準備中。)また、一部の極めて稀な骨軟部肉腫症例については、画像所見と病理所見について検討し、論文化を進めている。 これまでに新たに樹立した骨軟部肉腫のPDXモデルについて、性状評価(特に原腫瘍の形質が維持されているか否か)をを行った。その内容について、現在論文執筆を行っている。 PDXモデルに対して小動物用PETイメージングを使用する実験については、予備的検討を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
動物用PETイメージングについては現在予備的検討を行っており、今年度はPDXモデルを用いた検討を開始する予定である。 そこから得られた知見を、臨床的な研究から得られたPET/MRIの知見と比較検討し、実際の臨床における環境がPDXモデル(in vivo)でも再現可能かどうか検討する予定である。
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Causes of Carryover |
動物実験の予備的検討を開始したが、別の財源(研究費)を使用することができたため、費用を抑えることができた。2024年度以降の動物実験(本検討)に充当する予定である。 論文の英文校正費用および論文投稿料を予算に計上していたが、現在投稿準備中または執筆中の論文については次年度に決算を行う予定である。 国際学会での発表も予定していたが、Web参加となったため旅費に計上していない。
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