2022 Fiscal Year Research-status Report
膀胱の線維化に至るHippo-Yap回路活性と低活動膀胱の関連性の検討
Project/Area Number |
21K09393
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
井原 達矢 山梨大学, 医学部, 医学研究員 (90622407)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 低活動膀胱 / 膀胱線維化 |
Outline of Annual Research Achievements |
マウス膀胱を伸展状態を維持させたまま培養し7日間保持させた。 膀胱線維化が惹起されており低活動膀胱の引き起こす膀胱線維化の原因の一つであると考えられる。TGFの分泌増加も確認出来ている。また、膀胱上皮の伸展刺激受容体を阻害する事により膀胱壁の線維化やTGF分泌が抑制されていた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
膀胱伸展刺激を阻害することにより膀胱線維化が抑制でき、低活動膀胱でみられる膀胱収縮力の低下を改善させることが出来る可能性がある。
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Strategy for Future Research Activity |
伸展状態の膀胱培養モデルを使用し、伸展刺激により惹起されるHypo-Yap回路活性や、その他遺伝子の同定を行う。伸展刺激受容体の阻害により膀胱線維化が抑制されており、その状態における膀胱収縮量の評価なども行っていく。また、培養細胞を用いた実験も予定している。培養細胞への圧負荷を行い、膀胱上皮や筋層の細胞で個別で引き起こされる膀胱線維化活性化シグナルを調べ、膀胱全層の培養モデルにおける遺伝子変化との違いを調べていく。
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Causes of Carryover |
購入を予定していた試薬等が予定通りに納品されなかった。引き続き消耗品、実験動物の購入費用、その他泌尿器科主要学会への参加を予定しており経費として計上する。
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