2021 Fiscal Year Research-status Report
咽頭嗽液のリキッドバイオプシーによる遺伝子パネル検査を用いた中咽頭癌治療最適化
Project/Area Number |
21K09556
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
齊藤 祐毅 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40611009)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | HPV / 中咽頭癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は倫理員会の承認後、頭頸部癌根治治療前、治療中、治療後の唾液の収集ならびにDNA採取、およびそのHPVおよび腫瘍周辺環境因子の測定を行っている。COVID-19の感染状況に試料採取が制限される状況が続いているが、集積を続けている。ほか頭頸部癌治療後の手術検体からの腫瘍の凍結切片の集積を続けている。これまで採取できた資料からのDNAは問題なく抽出できており、またそのうちHPVのE6/E7/新規プライマーいずれも検出可能となっていることは確認できている。また、唾液検体のみならず、血液や切除検体からのDNA/RNA抽出についても継続して行えており、昨年度は44症例84検体を抽出した。今後解析を予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19蔓延に伴い、日常診療にも影響があり、資料の採取に制限が生じているため。
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Strategy for Future Research Activity |
次第にCOVID-19の感染状況が落ち着くにしたがって、研究計画が改善してくると思われる。
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Causes of Carryover |
COVID-19蔓延に伴い資料採取が遅れているため。
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