2022 Fiscal Year Research-status Report
三次元電子顕微鏡観察法を用いた内耳・喉頭組織の細胞の微視的解析
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21K09629
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
勝野 達也 京都大学, 医学研究科, 研究員 (90527665)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 3D電顕 / 細胞内微細構造 / アレイトモグラフィー / 反射電子走査電顕 / 広範囲撮影 / 内耳 / 気管 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では複数の電子顕微鏡法を組み合わせた微視的解析により、組織内の細胞の微細構造が、それぞれの組織や細胞全体に対してどのような影響を及ぼしているかを調べることを目的としている。 これまでに、内耳柱細胞内の微細構造の解析、気道上皮多線毛細胞の線毛運動の方向性に関する解析を進め、内耳柱細胞内の微細構造形成過程に関する知見を得た。線毛運動の方向性についてのデータは、線毛運動のライブイメージングによる解析を合わせ、その方法論について報告を行った(Nakamura et. al., 2023)。また、SEMを用いた反射電子像観察を応用した試料の広域観察法とその使用例について、2022年の日本耳科学会のテーマセッションにおいて発表を行った。 FIB-SEM、アレイトモグラフィー法を用いた培養細胞の3D再構築解析によって得られた知見を、細胞内で細胞骨格が液-液相分離しながら相互作用することで上皮細胞間バリアを制御している研究に寄せ報告を行った(Tsukita et.al., 2023)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
生体を用いた解析に関しては、解析する遺伝子改変マウスの数の確保が、予定よりやや遅れているものもあるが、電子顕微鏡データの取得に関しては、随時成果の発表、報告を行っており、概ね順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、電子顕微鏡による形態解析法の改良・開発の進行と、細胞、個体など生体を用いた機能の解析、および免疫染色など分子生物学的解析を重ねて、研究を推進する
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Research Products
(5 results)