2023 Fiscal Year Research-status Report
Wntシグナル賦活化による聴神経幹細胞の増殖制御を介した聴覚再生
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21K09656
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
野田 哲平 九州大学, 医学研究院, 助教 (20707179)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
目野 主税 九州大学, 医学研究院, 教授 (20311764)
安井 徹郎 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (60803468)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ラセン神経節 / Wntシグナル |
Outline of Annual Research Achievements |
論文執筆中。並行して本研究の結果を支持しうるデータにについての予備実験を行っている。別の系統のレポーターマウスを使用して同様の結果が得られるかをみたが、酵素と色素によるレポーターでは感度が足りずシグナルを検出できなかった。再現実験を行う予定としている。 予備実験の中で高齢のマウスのWntシグナル発現を確認し、その一環として加齢性難聴モデルマウスの作成も行っている。同モデルマウスでは聴覚障害がコントロールより早期に起こることをABRを用いて確認しており、加齢性難聴におけるラセン神経節でのWntシグナルの発現パターンについても今後確認する方針とした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
想定より研究者のエフォートを割くことが難しくなった。
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Strategy for Future Research Activity |
大学院生の協力を得て研究を継続する。加齢性難聴のモデルを通じてWntシグナルと聴覚に関連があるかを調べることにより、聴覚維持・再生への手がかりを得ることも目標に加える。
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Causes of Carryover |
研究者がエフォートを十分に割くことができない年度であったため、1年間研究期間を延長することとした
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