2021 Fiscal Year Research-status Report
口腔癌骨破壊病変における知覚神経と癌細胞の相互作用メカニズムの解明
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21K10071
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
奥井 達雄 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 准教授 (40610928)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 朗 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (00170663)
志茂 剛 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (40362991)
米田 俊之 大阪大学, 歯学研究科, 招へい教員 (80142313)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 癌性疼痛 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の研究成果として、知覚神経における乳酸受容体であるGPR81ががんの増大を促進することを明らかにした。 GRP81をノックダウンした知覚神経は興奮性が抑制されそれにより神経終末から産生されるサイトカインが抑制されることが明らかになった。 この事項は知覚神経の興奮つまり疼痛ががんの増大を促進するという申請者の仮説を裏付ける根拠となりうる。 研究実績として以下の論文を報告している。 Sensory nerves: A driver of the vicious cycle in bone metastasis? Yoneda T, Hiasa M, Okui T, Hata K. J Bone Oncol. 2021 Aug 25;30:100387. doi: 10.1016/j.jbo.2021.100387.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
申請者の勤務地で動物実験舎が改築工事中であり、動物実験が行えない状況にある。 動物実験以外のin vitroの検討を優先して行うこととしている。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は動物実験を行い、さらに論文発表を行う予定である。
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Causes of Carryover |
年度末ならびにコロナウイルス感染症蔓延にともない消耗品搬入がおくれたため。 次年度にて適切に使用することとする。
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Research Products
(2 results)