2021 Fiscal Year Research-status Report
看護職者のワークエンゲイジメントに関係する職場の環境要因に関する研究
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21K10688
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Research Institution | Yamagata Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
高谷 新 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 助教 (40882783)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安保 寛明 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (00347189)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 産業精神保健 / ワーク・エンゲイジメント / 看護師 / 看護師長 / リーダーシップ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は東北地方の一つの県および関東地方の一つの都県にある病院に勤務する看護師長および一般看護職員を対象に看護職員のワーク・エンゲイジメントおよび看護師長のリーダーシップ等に関する項目について調査を行い、その関連を明らかにするものである。 21年度には当初の予定通り看護師長および一般看護職員に対して行う調査項目について、看護職員のワーク・エンゲイジメントに関する先行研究や研究者がこれまでに実施した予備調査を基に検討、洗練を行った。 22年度より実施する本調査の概要として、研究対象者は研究協力が得られた対象医療機関に所属する看護師長および看護職員であり、対象となる部署は医療機関の規模による重みが生じることを避けるために医療機関ごとの調査対象部署は最大で3単位とする。 本研究の質問紙は対象部署に所属する看護師長、看護職員全員に配布し、回答を得るものとする。質問紙は乱数表によるIDを所属部署に対して割り付け、部署ごとに看護師長の回答と看護職員の回答を紐づけ個人および部署の2階層のマルチレベルで分析を行うものとする。 一般看護職員に対して行う調査項目は、対象者の個人属性に関することとして性別、年齢、取得免許、看護師従事経験年数を尋ねる。またワーク・エンゲイジメントについてはユトレヒトワークエンゲイジメント尺度日本語版を使用する。他には看護師長のリーダーシップに関すること、職場の環境要因に関することを調査する予定である。看護師長に対してはこれらの看護職員に実施する調査項目に加え、特性的自己効力感尺度を使用し調査を行うことを予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
21年度は当初の予定した通り、22年度から行う質問紙調査の項目の検討、洗練を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
22年度に所属する機関の研究倫理審査を受審し、承認を得た段階で対象医療機関に研究協力依頼を行い調査を実施する。調査実施予定は2022年度10月~11月の期間である。
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Causes of Carryover |
21年度には調査データの分析に使用するパソコン、統計解析に使用するソフトウェアSPSSおよびAmosの購入を行ったが、研究者が研究分担者になっている科研研究課題からの拠出によりパソコンを購入できたため予定よりも使用金額が少なくなっている。 22年度は本調査実施に際して、研究協力依頼のための通信費、質問紙の印刷および発送、回答後の質問紙の回収(料金受取人払いを使用予定)に使用する予定である。
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