睡眠呼吸障害対策による労働生産性向上の機構解明

2023 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 21K10984
• Research Institution: Kyoto University of Advanced Science
• Principal Investigator: 中田 ゆかり 京都先端科学大学, 健康医療学部, 准教授 (30647615)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 森河 裕子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (20210156) ; 角谷 寛 滋賀医科大学, 医学部, 特任教授 (90362516)
• Project Period (FY): 2021-04-01 – 2025-03-31
• Keywords: 睡眠 / 睡眠呼吸障害 / 労働生産性 / 特定保健指導 / メタボリックシンドローム

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、①睡眠時無呼吸症候群（以下、SAS）（予備群を含む）を有する男性労働者を対象に、睡眠評価装置等を用いて睡眠時無呼吸症候群の有無等の睡眠状態を評価し、労働生産性との関連を明らかにすること、②メタボリックシンドローム（予備群を含む）の改善がSASを改善するか否かを明らかにすること、③SAS、SAS前状態の改善が「労働生産性の向上」につながるか否かを明らかにすることである。
令和5年度は研究協力企業のリクルートができ，研究を開始した。しかし，研究参加予定者数150名に対し，対象者は50数名で、さらに研究参加者は9名にとどまった。加えて，1名の脱落があり，最終的な研究データの収集が得られたのは8名のみであった。Mann-WhitneyのU検定等分析を行った結果、睡眠評価装置による睡眠データや質問紙データすべての項目について有意な結果は得られなかった。

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

令和3年度は予定していた研究協力企業からの研究協力が得られなくなってしまったため、令和4年度は研究協力企業のリクルートが必要となった。令和5年度は研究協力企業が決まり、研究を開始したが、当初からの1年遅れの状態が続いているため。

Strategy for Future Research Activity

令和6年度は得られたデータを解析し、労働生産性と睡眠との関連評価を行い、研究成果発表を行う予定である。

Causes of Carryover

次年度は研究成果発表のための学会発表旅費、英文翻訳料等に使用する予定である。