2021 Fiscal Year Research-status Report
メンタル不調者の職場復帰支援における産業看護職の人事労務担当者との連携の影響因子
Project/Area Number |
21K11001
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Research Institution | Ishikawa Prefectural Nursing University |
Principal Investigator |
室野 奈緒子 石川県立看護大学, 看護学部, 助教 (00893512)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森河 裕子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (20210156)
中田 ゆかり 金沢医科大学, 看護学部, 准教授 (30647615)
塚田 久恵 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (80586462)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | メンタルヘルス / 職場復帰支援 / 人事労務担当者 / 産業看護 / 連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
従業員のメンタルヘルスの問題は、企業において経済的に大きな影響を及ぼす。特に、職場復帰支援は、従業員だけでなく、上司、人事労務担当者、産業保健スタッフなど関係者にとって大きな課題である。円滑な職場復帰支援には、関係者間の連携が重要であり、特に、専属産業医のいない事業所における産業看護職は、人事労務担当者との円滑な連携が求められる。本研究の目的は、メンタルヘルス不調者の職場復帰支援における、産業看護職の人事労務担当者との連携に影響する因子を明らかにすることである。事業所の規模や業種など様々な属性の産業看護職に対し量的調査を行うことにより、人事労務担当者との連携に関する課題が明らかになることで、事業所におけるメンタルヘルス対策の強化・拡充に資することが期待される。 本研究では、①申請者らの先行研究の結果をもとに、連携に関する文献や先行研究の結果を踏まえ、調査項目を作成し、妥当性を検討し調査票を作成、②調査票のプレテストを実施し調査項目を再検討、③本調査の実施を計画している。今年度は、企業におけるメンタルヘルス不調者の職場復帰に関する国内外の文献検討を進めており、調査項目について検討を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度の計画では、申請者らの先行研究の結果をもとに、連携に関する文献や先行研究の結果を踏まえ、調査項目を作成し、妥当性を検討し調査票を作成することを予定していた。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、業務量が増大したことにより、予定通りに進めることが困難となった。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画より遅れていることから、研究計画を見直し、研究目的達成に向けて進めていく。次年度では、調査票のプレテストの実施と内容の再検討を目指す。また、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響を受け、働き方が大きく変化したことから、コロナ禍における職場復帰支援であることも考慮した調査項目を検討する必要がある。
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Causes of Carryover |
今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により研究が計画通りに進行できず、予定していた物品費の購入がなかった。次年度では、調査(プレテスト)の実施を予定しており、物品購入等に充てる予定である。
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