2021 Fiscal Year Research-status Report
ALS患者家族への支援体制構築に向けた支援プログラムの構築
Project/Area Number |
21K11083
|
Research Institution | Sapporo City University |
Principal Investigator |
高橋 奈美 札幌市立大学, 看護学部, 講師 (30452981)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山内 理香 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (80464494)
菊地 ひろみ 札幌市立大学, 看護学部, 教授 (80433134)
神島 滋子 札幌市立大学, 看護学部, 准教授 (00433136)
坂本 結城 札幌市立大学, 看護学部, 助教 (40910782)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 筋萎縮性側索硬化症 / 専門職 / 家族 / 支援プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、筋萎縮性側索硬化症(以下ALSと略す)患者とその家族を支援する医療・福祉・保健の専門職の立場からALS患者家族の支援ニーズと課題を明らかにすることで、家族の支援プログラム作成を目的としている。 本研究は、1.ALS患者家族を支援している専門職を対象とした質的研究、2.ALS患者家族の当事者を対象とした質的研究、3.1.2の結果からALS患者家族への支援プログラム作成、4.ALS患者家族の支援プログラムの実施・評価の4段階で構成されている。 2021年度は、病院に勤務する医師3名、看護師7名、理学療法士2名、作業療法士2名、言語聴覚士1名、医療ソーシャルワーカー1名、訪問看護ステーションに勤務する訪問看護師1名の計17名を対象にインタビューを実施し、ALS患者家族に行っている支援内容及び支援の難しさ、課題について聴取した。現在は、インタビューを継続するとともにデータ分析を進めている。 今後は、専門職のインタビュー・分析を継続するとともに、ALS患者家族への調査内容を検討し、専門職と家族の両者の視点を反映したALS患者家族への支援プログラムを検討していく。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
病院に勤務する専門職を対象にインタビュ-を実施するにあたり、Covid-19対応により研究対象者とのインタビュー日程の調整に苦慮し、インタビュー実施時期が、Covid-19感染拡大が少し落ち着いた年度末となったため、予定より計画の進捗が遅れたため。
|
Strategy for Future Research Activity |
専門職へのインタビューの継続、データ分析を遂行し、専門職を対象とした質的研究の結果をまとめる。また、家族を対象とした質的研究に関する研究倫理申請手続きを進め、倫理審査会の承認後、家族へのデータ収集、データ分析を進めていく予定である。
|
Causes of Carryover |
Covid-19の影響により、対面で実施予定としていたインタビューがwebとなったため、旅費に関する経費が減額している。今後はwebと対面で両方のインタビュー実施が予定されているため、webと対面両方に備えて経費を予算化していく。
|