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2021 Fiscal Year Research-status Report

エンドオブライフケアにおける人生会議の普及に向けて-訪問看護師の24時間対応効果

Research Project

Project/Area Number 21K11123
Research InstitutionTokyo University of Technology

Principal Investigator

大木 正隆  東京工科大学, 医療保健学部, 准教授 (00459166)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 浅海 くるみ  東京工科大学, 医療保健学部, 助教 (90735367)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Keywords訪問看護師 / オンコール / 人生会議 / ACP / エンドオブライフケア
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、主として訪問看護師の夜間・休日オンコールにおけるケアが、在宅における療養者・家族の人生の最終段階における医療・ケアについての話し合いを意味する人生会議を支援する上で、具体的な医療・ケアの選択や療養場の選択等に効果的に作用していることを、特に人生会議の必要性が高まる終末期ケアを基軸とした視点から明らかにする計画である。
2021年度は、人生会議における訪問看護師の実践の現状を把握するためのインタビューガイド・調査票(案)作成に向けて文献レビューを実施した。キーワードを「訪問看護師」「オンコール」「意思決定支援」「ACP」「人生会議」「エンドオブライフケア」等とし、国内外の文献からインタビューガイド・調査票作成に向けて必要な文献を入手した。
また2021年度は、今後本研究に必要なデータを訪問看護師から収集し分析していくために本学の倫理審査委員会に研究計画を申請し、承認された(承認番号:第E21HS-027号)。
本研究を通して、訪問看護師の夜間・休日オンコールにおけるケアが、人生会議の普及・促進に貢献していることを明確にすることは、今後、地域で療養者・家族の希望を叶えるためのケアとしての評価にもつながると考えられる。またその様な訪問看護師の夜間・休日オンコールにおけるケアの重要性を社会に発信していくことは、国民のための24時間365日を基盤とする安全・安心な地域包括ケアシステム構築の促進に寄与することが期待できる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本年度は計画通り、人生会議における訪問看護師の実践の現状を把握するためのインタビューガイド・調査票(案)作成に向けて文献レビューを実施し必要な文献を入手できた他、今後、本研究に必要なデータを訪問看護師から収集し分析していくために本学の倫理審査委員会に研究計画を申請し、承認されたことからもおおむね順調に進展していると考えられる。

Strategy for Future Research Activity

2022年度は、2021年度に入手した文献から人生会議における訪問看護師の実践の現状を把握するためのインタビューガイド・調査票(案)を作成し、実践経験のある訪問看護師からデータの収集、および調査票(案)の妥当性を評価する予定である。
2023年度以降は、作成した調査票を用いて訪問看護師から量的にデータを収集し、訪問看護師の夜間・休日オンコールにおけるケアが、人生会議に効果的に作用していることを統計的に明らかにする予定である。

Causes of Carryover

次年度使用額が生じた理由は、2021年度は当初、実践経験のある訪問看護師へのインタビューを予定していたが、倫理審査に時間を要したため、訪問看護師へのインタビューが実施できず、謝金の発生がなかったためである。2021年度末に本研究における倫理審査の承認が得られたため、2022年度は実践経験のある訪問看護師にインタビュー等を実施予定であり、次年度使用額が生じた助成金と2022年度分として請求した助成金を合わせて使用していく予定である。

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Published: 2022-12-28  

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