2021 Fiscal Year Research-status Report
入浴ケア時の感染対策のあり方の検討‐感染防護具装着時の援助者の生理的反応から
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21K11125
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
橋本 智江 金沢医科大学, 看護学部, 准教授 (30515317)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梅本 直子 福岡国際医療福祉大学, 看護学部, 准教授 (10390311)
川島 和代 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (40157855)
平松 知子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (70228815)
直井 千津子 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (30824479)
岩本 陽子 金沢医科大学, 看護学部, 助教 (20838635)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 入浴ケア / 感染対策 / 援助者 / 労働負担 |
Outline of Annual Research Achievements |
高齢者施設における入浴ケアは、負担の大きなケアの1つであるといわれている。裸で入浴する高齢者に合わせた高温・多湿環境の中で、筋活動を行う援助者は熱中症となる危険もあると考えられる。さらに、COVID-19 のパンデミックが起こっている中では、標準予防策として感染対策防護具(マスク、エプロン、手袋等)を着用してケアを実施している状況が考えられる。つまり、これまで以上に、熱放散しにくい状況でケアを実施していることが推察される。そこで、本研究では介護保険施設における入浴ケア時に、援助者が感染対策防護具を着用しながら行うことの身体への影響を明らかにし、入浴ケア時の感染対策のあり方について検討することを目的としている。 今年度は全国の介護保険施設を対象とした実態調査を行う予定であったが、教育活動で訪問する施設における入浴ケア時の感染対策は予測と反しており、調査内容の再検討が必要と考えた。また、感染対策は感染拡大状況によっても違うことが考えられ、どの時期に調査を実施するかによって結果が大きく変わることが予測された。そこで、再度研究計画を見直し、調査内容・方法に関して再検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和3年度もコロナ禍での教育活動が続き、実習施設との調整等に時間を要した。さらに、当初計画していた実態調査の内容、研究計画全般の再検討が必要であることがわかり予定どおり進めることができない状況であったため、研究活動は大幅に遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度は、測定調査の準備を進め研究を進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
今年度、当初の計画では、実態調査後に行う測定準備のための計測機器を購入する予定であった。研究全体が計画見直しのため遅れていることから、測定機器の購入が行えていない。次年度は測定調査を進めていくため、測定機器の購入が必要となる。
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