2022 Fiscal Year Research-status Report
Prevention of Skeletal Muscle Fibrosis by a Novel Electrical Stimulation Method - Development of an Effective Treatment for Secondary Sarcopenia-
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21K11172
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
遠山 将吾 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員講師 (00388183)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 周士 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30643382)
新井 祐志 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (50347449)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 関節炎モデル / 遺伝子発現 / B-SES |
Outline of Annual Research Achievements |
【実験概要】 2型コラーゲンを使用して関節炎を誘発したラットを作製し、ヒトにおける関節リウマチのモデルとした。動物モデルの関節炎はヒトにおける関節炎とやや異なる様態をとるため、感作後から2日ごとに観察、計測等を行った。 主要評価となるB-SES刺激(電気刺激)を行った後に犠牲死とし、研究計画通り筋群を採取した。筋湿重量計測、組織学的解析、qPCRによる遺伝子発現解析、 Western blottingによるタンパク質発現を調査した。 【結果】 体重は電気刺激により変化を認めず、一方で関節炎にはやや差を認め、何らかの影響がある可能性が考えられた。各種遺伝子発現については、筋群により想定通りの差を認め、われわれの先行研究から得られたタンパク質発現を裏付けるような結果が得られた。 これらの結果から、本研究計画で企図した電気刺激法は少なくとも関節炎をより悪化させるような副効果はなく、安全性において問題ないであろうことを示唆する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナウイルス感染症の影響で、実験室への立ち入り回数制限等あり、実験計画の変更を余儀なくされたため
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画時に予定していた実験の約80%は完了した。確認等の追加実験等は必要であるが、同時に研究成果の公表に重点を置く予定としている。
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Causes of Carryover |
学会発表等の成果公表を令和4年度に予定していたが、前述の通りコロナウイルスの影響のため実験の進行がやや遅れ、令和5年度に行うこととしたため。
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